危険物取扱者乙種4類の難易度

資格

実際の受験は2年ほど前でしたが、その時の感想や勉強方法などを。

合格率について

受験を申し込んだあと、色々と気になる事を調べました。
合格率は乙種4類だけ30%を下回っており、他の乙種は概ね65%ほど。4類だけ特に難しいのだろうか、などと不安がよぎります。今思えばそんなことは無いんですが、当時は国家資格初心者だったので。
試験内容は法令が15問、基礎物理化学が10問、物質性状と消火方法が10問。
合格基準はそれぞれの分野で正解率が60%以上の場合。
なので、法令で9問、物理化学と性状は6問以上正解しなければなりません。

おすすめテキスト

早速、テキストと問題集を仕入れます。
私はこれを使いました。

新品で買い揃えましたが、中古でも良いです。とりあえず安く揃えましょう。

勉強方法

テキストをパラパラめくると細かい法令やら、ボイル・シャルルの法則、物質毎の引火点や発火点など、なかなか高難易度に見えますね。
テキストは入念に覚えながら読むというわけでは無く、さらっと流し読みをしました。
その後は問題集をひたすら解くのみ。ここで分からない問題は解説をよく読み、それでも理解できないものだけテキストを参照していきました。
一通り問題集が終わると傾向が見えてきます。出題される分野は意外と狭く、何度も出てくる記述の記憶を強固にしていけばイケる気がしてきます。
私はこの勉強方法で2週間勉強し、平均して9割ほどの得点で合格できました。

過去問について

危険物試験においては、受験後に問題を持ち帰ることが禁止されているので、過去問というものはあまり出回りません。試験は全国で随時実施されているので、そうそう新らしい問題を量産するわけにもいかず、一定の問題を繰り返し使用しているのでしょう。
市販の問題集はあくまで予想問題という体で発行されていますが、それでも十分な試験内容だと思います。

合格率が低い理由

乙種4類だけ合格率が極端に低い理由としては、実務で必要な方が多く、会社から受験を促されてとりあえず申し込んだものの、勉強もせずに受験して落ちる場合や、工業高校生の方々もとりあえず学校から促されて団体受験をして落ちるケースが多いからでしょう。

試験内容の法令と物理化学は共通なので、乙種の別の類を受験する場合は物質の性状だけ別の問題になります。
4類は比較的物質数も多いので、若干難しいというのはあるかもしれません。
実際に物質数の少ない乙種6類から受験される方も少なからずいるようなので、少しでも不合格のリスクを減らしたい方は検討しても良いでしょう。
一度乙種に合格すると、他の類を受験する際に共通分野が免除となるので、物質性状の10問だけで受験できるという特典があります。
乙種4類以外の合格率が高い理由は、4類を持っている方が共通免除で受験することが多いからでしょう。

次回は私が乙種356類を同時受験した経緯をお話します。
ではまた。

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