損害保険大学課程 専門コースの難易度

4年ほど前に取得したものなので、制度や内容などが変わっていたら申し訳ございません。

大学課程とは

この資格は損害保険募集人一般試験の上位資格に位置付けられます。
2012年以前までは特級資格、または代理店専門資格などと言われていましたが、この名称に移行したものです。
しかし、これを持っていたからといって5年毎に一般試験の再受験を免れる訳でもなく、この資格に専門業務などはありません。

名称独占権?

ただ、「損害保険プランナー」を名乗る事が出来ます。ガッチリ損害保険の募集を担当される方などは顧客の信頼を高めるために持っておくべき資格ですね。
私などは資格マニアを自負するものとして、受験しないという選択肢は無いなという事で取得しました。
しかし、更に上位の「コンサルティングコース」なんていうものもありますが、70,000円ほどのセミナー受講が必須だったりするのでこれ以上は踏み込めません。
この資格自体にも5年更新という縛りが存在します。しかし一般試験の様に再受験などということは無く、PC上で受験できる簡単な更新試験(試験料2,000円)があるらしいですね。知り合いの方が受験するのを見た事がありますが、仮に落ちてもペナルティは無く、合格するまで受験できるというヌルゲーだったはず。

試験概要

受験科目としては法律単位と税務単位に分かれており、仮に片方のみ合格となった場合、5年以内にもう片方を合格すれば資格取得となります。
受験時期は年に2回あります。6月1日~7月31日。12月1日~1月31日。
受験料は1科目のみで1,900円。2科目同時だと3,500円。安い。
受験テキストも問題集付きで1科目毎に648円。(送料別)安い。
出題形式は最寄のパソコン教室で受験するCBTスタイル。一般試験と同じですね。
出題数は20問。一問当たり5点で、70点以上が合格となります。1問当たりの配点が大きく、7問落とすと不合格です。

難易度

目安勉強期間としては、2週間~1ヶ月ほどはしっかりめに勉強しないと厳しい難易度です。一般試験などは勉強したら負けだ。なんて言うほど簡単なものだったりしますが、こっちは普通に難しいですね。体感的な難易度としてはFP2級と同等くらいかと。

勉強方法

勉強方法としては、販売されているテキストと問題集に頼るほか無いのですが、このテキストは読みづらいですね。
重要な部分が太字になっている訳でもなく、淡々と同じ調子で書かれ続けているので、これを無理に読み進めるのは非常に効率が悪いです。
個人的にオススメしている攻略法としては、まず問題集を一問目から読んで行き、論点となっている部分をテキストから参照しラインマーカーを片っ端から引いていくというもの。これを問題集一冊分終える頃には重要論点のみを一通り読み終えた事になり、テキストのマーカー部分が全て重要論点という事になります。
その後、問題集を何も見ずに解き進め、解らない部分、理解の浅い部分をもう一度テキストを読みながら理解を進めていく。この繰り返しで十分に合格できます。
私はこの勉強方法で2週間で合格出来ました。(受験当時、管理業務主任者の試験と受験時期が被っており、この試験には必要最小限の時間しか割けなかったのです)

税務単位が難関

個人的に、税務単位の方が難しいと感じられました。宅建資格や管理業務主任者資格を持っているせいか、法律単位は問題なかったのですが、税務はなかなか頭に入って来なかった記憶があります。
因みに受験時期・受験回数に関して不明な点があるのです。CBT受験なので仮に6月の頭に受験したとすると遅くとも6月の中旬には合否が確定します。そこで落ちたとして6月の下旬に再受験は可能なのだろうか。実際に私が受験した際にも疑問が湧いていた部分なのですが、幸い自ら検証する事も無く合格してしまったので不明なままなのです。
受験可能時期の期間内ならば再受験は可能なのか。また、再受験可能ならば回数制限などは無いのか。この辺の情報をお持ちの方がおられましたら教えて頂けると助かります。

期間内であれば再受験可能!

2020年8月3日、加筆。
上記、この辺の情報が遂に判明しました。
仮に6月上旬に受験し落ちたとして、合否判明後から直ぐに再受験可能です。
特にペナルティ的な物がある様な話も聞かなかったので、期間中であれば恐らく何度でも再受験可能なものと推測されます。そこまで難関ではなく、受験料が比較的安価な試験なので、数打てば当たるんじゃないかという作戦も良いと思われます。
ではまた。

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