令和3年度、1級建築施工管理技術検定の開催日程と最悪のシナリオが決定した

資格

1級建築施工管理技術検定の学科試験合格通知が届きましたね。
これには実施試験の申込手順と受験料の払い込み用紙がセットになっていました。
合格した事は発表日に確認していましたし、その場でクレジットカード払いで実地試験の申し込みも行っていたので、当方には全く用のない書類でした。
しかし、同封されていたもう一枚は、「令和3年度の試験」に関する開催日程(予定)について詳細が記載されています。
よくよく内容を確認するとこいつは一大事だ。
私が想像していた最悪のシナリオを越えてきやがった。

令和2年度受験不合格者不遇問題、再燃

以前の記事でも触れていましたが大事な事なのでもう一度、内容を抜粋して書いておきますね。

来年度、令和3年度試験からは「技士補」制度の創設に伴い、試験の制度が大きく変わります。
ざっくり説明すると、令和3年度、1級試験からは、
学科試験(一次試験)に合格して、実地試験(二次試験)に不合格だった場合、「技士補」資格を与えられ、一定の役割をこなす事ができるものなんです。そして技士補の資格は取得すると生涯有効なんです。

この時点で、令和2年度学科試験合格者は一年違うだけで割を食う感じですね。

令和2年度の実地試験に不合格となった者は、令和3年度試験では、学科試験免除で受験できることに違いはないのですが、仮に免除で受験しても、実地でもう一度落ちた場合は何も残らないので、少なくとも「技士補」を取得する為には再度、本来受験する必要のない「学科試験を再受験」しなければならないのではないだろうか。という問題を孕んでいたんです。

それが案内文を読んだら、この想像の更に斜め上を行く最悪なシナリオに上書きされましたね。

案内文の公開

以下に文書画像を張っておくので、ますはご一読願います。

最悪のシナリオ、解説

まぁ文面を読む限り、令和2年度不合格者は令和3年度のみ実地試験を受けられると。
そしてその場合は専用申込書を用意すると。それはまぁそうでしょう。

令和2年度試験は、COVID-19感染症流行拡大の影響をモロに受け、6月実施予定の学科試験が10月に。10月実施予定の実地試験が翌年の2月に延期となったんですね。
そのせいで実地試験の合格発表は令和3年6月4日になっています。

そして令和3年度は受験日程を通常に戻すと言っています。第一次試験の受験申込締切日は令和3年2月上旬だそうです。

つまり、令和2年度学科試験合格者は、実地試験を令和3年の2月に受験し合格発表を待つのですが、仮にそこで落ちた場合、上記の特例申込書で令和3年度の第二次試験を受験可能にはなるものの、二次試験を落とすと何も残りません。
そうならない様に、令和3年度の第一次試験を受験して最低限、技士補資格を確保する為には、実地試験受験前の2月上旬に令和3年度の一次試験に申し込みをしなければならないという、史上稀にみる最悪な感じ。

普通、受ける前から次回分の申込みさせます?

合格していたらムダ金になるものを、そうだと分かっていて支払わなければならないんでしょうか。
仮に合格していたら返金にも応じてくださるのでしょうか。その辺の詳細も全く記載されていないので、これはいよいよもってヤバいですね。

良いでしょう。仮に無駄金となっても支払ってやりましょう。背に腹は代えられぬ。
仮に合格していたら盛大に文句を付けて返金に応じてもらいましょうか。

何だか本来の受験以外の部分で凄く疲れる試験ですね。

ではまた。

11/27追記、合格発表前に学科試験の勉強をするべきか否か

上記を書いた後も何だか悶々と考え込んでおりましたが、実地試験の受験後、令和3年度試験を第一次試験から申し込むという事は、6月上旬に実施される第一次試験=学科試験の勉強を、少なくとも4月頃から再開しなければならないという事です。茨の道です。
これは苦痛ですね。仮に受かっていたら全くの無駄骨になる訳ですよ。無駄金ならばある程度許容できますが、時間と労力の無駄は支払いたくないですね。

令和2年度、学科試験を合格された約1万人の皆様。どうされますか。

これはもう大人しく、初回の第一次試験をスルーして実地の合否を待つのが正解なのでしょうね。
試験実施団体側も先に私が述べたようなルートの存在は全く考慮をしていないのでしょう。

普通に考えれば、
今回の実地で落ちたら特例措置を使って令和3年度の第二次試験を受験。
それでも落ちたら令和4年度試験の第一次試験を受験。そこでようやく技士補をゲット。
果たして自分のモチベーションはそこまで続くだろうか。これもこれで最悪なルートですよ。

まぁ落とさずに今回の実地試験を一撃で仕留めれば何の問題も生じませんからね。

令和3年度の第一次試験は無視し、目の前の実地試験に全力を叩き込む事に致します。
えぇ。茨の道ルートは諦めますとも。

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