イギリスの不味い物「マーマイト」を食べてみた

グルメ
最近話題のマーマイト。Amazonで買えることを知ったので、取り寄せてみました。
イギリスから直送便でこの値段は安いと思いました。

マーマイトとは

マーマイトとは、ビール酵母を主原料とする健康食品で、イギリスやオーストラリア、アイルランドなど一部地域では大衆食として愛されている様です。見た目は黒く、粘性のあるペースト状。味は塩辛く、料理の美味しくないイギリスを代表する味覚破壊調味料として知られています。
オーストラリアでは「ベジマイト」、ニュージーランドでは「ビタマイト」という似た商品が流通しているらしいです。
マーマイトの現物がイギリスから届きましたので紹介していきます。
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見た目はこんな感じ。
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裏を見ると、グレイビーソースに入れると美味しいかもよ。的なことが書かれている様子。どうなんでしょうね。
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蓋のバーコード部分を捲ると栄養情報が書いてあるらしい。
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何となくナイアシンやビタミンB群が豊富に含まれている様子が伺えます。
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開栓すると、黒ビールを思わせるやや香ばしい香りがしました。
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スプーンで掬うと糸を引く位の粘性があります。

実食

舐めてみると、驚くほど塩辛いです。ただ、その奥には強めの旨味を感じました。
以前、「世界の果てまでイッテQ」という番組でイモトアヤコさんが、マーマイトを塗ったトーストを食べて「これくそマズいぞ!」と言っていたのですが、塗る量を見誤るとそういった事態が起きるのでしょうね。
テレビ的には、不味いものを食って美味いと言う訳にもいかず、演出上大量に塗ったのだと思います。

正規の方法で食べたい

ただ、私はできる限り正式な食べ方をしておきたいので調べてみました。
、、やはり、トーストにそのまま塗ると厚くなりがちなため、イギリス人はトーストにバターを塗ってから、マーマイトを薄く伸ばし付けて頂くそうです。その上にチーズをのせる場合もある様ですが、シンプルな調理法で食べることにします。
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それがこんな感じ。できる限り薄く伸ばして塗りつけました。
早速一口食べると、、、しょっぱい。
マーマイト部分が下に直接触れると、ごく少量でも塩辛いです。
初心者はトーストの半分ほどに薄く塗って、二つ折りにして食べるくらいが丁度いいかもしれませんね。
味は、醤油や味噌に近い旨味を持っている気がしました。
昔、よく食パンに醤油をガッツリかけた物をトーストして食べていたのですが、それに近い味がしました。
まぁそんな食べ方をしている人を他に見たことがないので参考にならないでしょうけれども。個人的にはノスタルジーを覚える味でした。
トーストに塗る以外には、お湯に溶かしてスープにしたり、ソースの隠し味に入れたりするそうですね。今後もいろいろと試してみたくなりました。
良い感じの消費方法が見つかったら報告しますね。

その後

写真などは有りませんが、何度かマーマイトトーストを食し、マーマイト好きになっていきました。やはりマズいと言われるものが食べ続けられているのには訳がある。そう思います。一定量を食べる事によって確実に中毒性が生まれます。
美味しい食べ方としては、マーマイトトーストが至上ではありますが、その他、グレイビーマーマイトソースも試してみました。マーマイトの味自体は、ほぼ醤油なのでマズいはずも無く。肉汁とマーマイトの塩辛さが絶妙にマッチする一品。
しかし、トーストにしろステーキにしろ、素材の味が重要だったりする訳で、一調味料として抜きんでて美味い訳ではないという事を申し添えておきます。
ではまた。

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