近所の虫を食べてみた

グルメ
以下、虫の苦手な方には大変衝撃的な内容しか記述されませんのでご注意ください。
前回の記事の続きです。

いざ昆虫採集へ

乾燥バッタ類を食してテンションの昂った私は近所の公園へと繰り出します。
ただ、30代のオッサンが一心不乱に捕虫網を振る様は異様とも思えたので、娘を引き連れて行きます。
幸い、娘は虫嫌いではありません。
近所で一番大きい公園へ到着し、娘へ虫カゴを預け、手当たり次第捕まえます。
ただ、できる限り様々な昆虫を味わいたいので、採取する種類は1種づつとします。
開始10分ほどで、トンボ1匹、バッタ数種類を採取できました。
本命のコオロギが見当たらなかったのは残念です。
しかし、いつの間にか娘に預けた虫カゴが近所の見知らぬ男の子の手に渡り、バッタが何匹か逃がされてしまっておりました。

採集成果

まぁ致し方ないので、少年に別れを告げて残った昆虫を持ち帰ります。
DSC_3044.jpgDSC_3045.jpg
採取した昆虫は簡易的に同定を行い、日陰の涼しいところに一日ほど放置し、体内の糞を出してもらいます。
写真は糞出し後のものです。
昆虫に精通している訳ではありませんので、同定に誤りがありましたらご指摘いただけると幸いです。

簡易同定

・シオカラトンボ メス
 俗にムギワラトンボとも呼ばれるようです。オスは分かりやすい青白い色なのですが、メスは黄色みが強い配色。
・ハネナガイナゴ
 雌雄の確認は行わぬまま食してしまいました。緑色が強い個体と、茶色が強い小振りの個体を1匹づつ。近所の公園では歩く度に飛び回るほど豊富に存在していました。
・オンブバッタ 恐らくオス
 小さいのでオスかな?といったレベル。実は未成熟のメスだったと言われても、もはや分かりません。
※因みに、ショウリョウバッタのメスと思われる大きめの個体を2匹ロストしました。

では、早速調理開始です。

DSC_3046.jpg
調理方法は油でカラッと揚げる予定ですが、断末魔が残酷だという一部の意見も考慮し、調理前に凍殺ジェットで安楽死して頂きます。
これは周囲を汚さずに殺虫できるので便利ですよ。
ただ、冷却成分が引火性ガスなので火気厳禁です。類似商品では引火による重大事故も起きているらしいので注意しましょう。
使用後は十二分に換気を行います。
DSC_3047.jpgDSC_3048.jpg
話は逸れましたが、カセットコンロによる屋外調理で食します。
私の妻は普通に虫嫌いなので、家の台所を使ったら大変なことになります。
少量のオリーブオイルで揚げ焼き状態にし、アジシオをまぶして食します。
偶然どちらもAJINOMOTO社製品ですが、回し者ではありません。

何やら素敵な色合い

DSC_3049.jpg
調理中の光景は割愛して、カラッと揚がった状態の写真がこちら。
何やらセピアカラーでオサレな仕上がり。
見た目を除けば大体が小エビに似た感じの味わい。
トンボの翅も思いのほか口に残らず、サクサクと美味しく頂きました。
オリーブオイルとアジシオのインパクトが強すぎて、昆虫の味わいがほとんど伝わって来なかったのは当方のミスですね。
機会があれば乾煎りか塩茹ででも食してみたいところ。
時期的にそろそろコオロギの羽音も聞こえるので、近所に居ることは間違いないでしょう。
無事に食したら、またご報告しますね。
ではまた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました