毒キノコ、テングタケを採った話

グルメ

今日は、自称レア食材ハンターとして、テングタケを採取した話をお届けします。
遡ること一週間ほど前、うちの妻が「公園で子供と遊んでいたらキノコが生えてたよ」との情報を私に写真付きで教えてくれた事から始まります。
その写真には、見紛うはずもなく今朝生えたばかりであろうフレッシュなテングタケの姿が写し出されていました。
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これがその時の写真です。
昔から、ベニテングタケについては強い興味を抱いていたので、テングタケとはいえ見過ごしません。

ベニテングタケについて

皆さんも、スーパーマリオはご存知の事かと思いますが、彼が食している赤いキノコこそベニテングタケをモデルにしているのではないかと言われています。
また、長野県の一部地域では茹でこぼした後、塩漬けにして食す文化もあるという幻の食材です。
ただ有毒で、主成分はイボテン酸にムッシモール。
このイボテン酸の化学構造が昆布の旨み成分であるグルタミン酸と似ているらしいです。
そう、毒であると同時に強烈な旨味成分でもあるということです。
中毒症状は、下痢、嘔吐、幻覚などがあるそうですが、1本食したくらいで死ぬような猛毒ではないようですね。

レア食材ハンターとして

ここまで知ると食べてみたくて仕様がなくなります。
これがレア食材ハンターの性でしょう。
白樺の林に生えるそうですが、そんな場所は知らないので長年チャンスを窺っていました。
因みに、シロシビンなんかを含むシビレタケ類と違い、食べても法には触れません。

ただ最近は仕事が忙しく、終業後の暗闇の中、ヘッドライトを点けて謎のキノコを必死で探し求めていたらランニング中の近隣住民などに通報されかねません。
ということで休みの日まで待つことにしました。
そして来たる休日。
今日は会社のみんなと登山です。
八甲田大岳という標高1,584mの名山で、モデルコースを5時間ほどの行程で制覇しました。
今日の主題はこれではないので割愛しますが、日本100名山という事もあり、見事な山ですよ。

そして公園へ

下山後、クタクタな体に鞭を入れ、例の公園へ。
まぁ広い公園なので、大体の場所を聞いておかなければ見つけられなかったかも知れません。
散歩をしている通行人ですよ。という空気を全力で発しながら眼を光らせ、見つけました。
全部で4本採取しました。
うち2本は日が経ち過ぎたのか萎びており廃棄。
もう2本は子供が遊びでもいだのか、傘が割れたりしていましたが、状態は良好。
早速持ち帰り、念のため情報収集を行いました。

食レポはまた今度にします。
ではまた。

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