民間資格
この資格は民間資格です。
取得した経緯は語ることができませんが、自らの意思で取得したものではない、とだけ言っておきましょう。
合格率こそ公表はされていないように見受けられますが、80~90%ほどではないかと考えています。
合格基準は2014年4月1日の試験から、それまでの60点以上から、70点以上に引き上げられています。
難易度
そもそもの難易度が低いので70点になったからといって、あまり影響は感じられませんでした。相続に馴染みのある方であれば、前日にテキストを斜め読みする程度で十分に合格水準に到達できると思われます。
逆に、相続の事をあまり知らない方などは、全くの無勉強では落ちる可能性が大きいと思われます。
私は念の為、DVDまで視聴し、3日間ほどは真面目に勉強しましたので、余裕をもって合格できました。
高額な受験料&更新料
受験料は、CBT受験だと37,800円、団体受験だと32,400円です。いずれも税込金額となっているため、増税後は値上げする可能性が大きいと考えられます。
団体試験は、受験希望者を10人以上集めることで試験官付きのペーパー試験を出張で行って頂くことのできるものになっています。
この受験料では間違っても落とす訳にはいきませんからね。
因みに団体受験で落ちた場合の再試験は個別にCBT受験で37,800円が必要になります。
どうしても相続だけとなると学習範囲が絞られて難易度が低くなるのは仕方が無いのでしょうが、誰でも取得できる難易度の資格に価値があるのかと問われると疑問を抱かざるを得ません。これが仮に国家資格で受験料が3,000円くらいであれば何の問題も無いのですが、桁が一つ違いますのでね。
更には資格の有効期限が存在し、2年間の有効期限が到来すると更新が必要になり、更新料が16,200円発生します。
更新の手続き漏れは3ヶ月以内であれば更新料+手続料5,000円で更新可能ですが、3ヶ月を過ぎると資格は失効し、新規再受験が必要になります。
上級資格新設
現在、情報を収集しておりましたら発見したのですが、相続診断協会では2017年9月1日より、「上級相続診断士」という資格区分を新設したそうです。受験料は86,400円。登録料10,800円。月会費1,080円だそうな。
まぁ、受験者数は次第に頭打ちになってくるでしょうし、当然といえば当然の流れですね。
これは先ほど抱いた疑問への明確な回答にはなったものの、嫌な予感しかしませんね。そのうち最上位グレードの特級相続診断士なんて言い出しかねない奴でしょう。
今後、万一国家資格化したとすれば、その節は自らの意思で取得しにいきますよ。
比較的辛辣な事ばかりしか書きませんでしたが、この資格を取得したことで相続に対する理解が深まったことは否定しません。確実に初めて得たであろう知識は存在していました。相続と接する機会の多い方々は取得しておいて損にはならない。・・かも知れません。費用対効果というワードが脳裏を過ぎります。
ではまた。
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