サルミアッキとは
フィンランドを代表する菓子にして、世界一不味い飴との呼声が高いサルミアッキ。
最近はメディアへの露出も増え、知名度が上がっている様子です。
ここはゲテ食マニアとして押さえておかねばなるまいと思い立ち、つい先日Amazonで発注していました。
一週間ほどで届きましたよ。それも2箱。
外見はお洒落な感じ。
原材料表示にはしっかり「ammoniumkloridi(salmiakki)」と書いてあります。
正気なのでしょうか。
箱の大きさはアポロよりちょっと小さいくらい。
開封すると、ひし形の黒い飴が出てきます。
裏側が凹んだ特徴的な形をしており、禍々しさを感じます。
飴に付いている「F」の刻印はFAZER社の頭文字でしょうか。
マズさの根源
食べる前にサルミアッキを紹介しておきましょう。
名の由来は、フィンランド語で塩化アンモニウムを意味するsalmiakkiから。これが塩辛さとアンモアニ臭さの元になります。
欧米でよく食べられる「リコリス菓子」の一種。
リコリス菓子はスペイン甘草とアニスオイルで味付けをされた菓子の総称です。これ自体も独特の舌に絡みつくような甘さと苦さと臭気を纏っており、好みが分かれる。それが合わさったらもう。
実食
前置きはこの辺にして、早速食べてみましょう。
とりあえず匂いを嗅ぐと、カラメルの様な微かに甘い香りがします。
口に入れた刹那、、突然襲い掛かる強烈な塩味と苦み。そして焼けたゴムを想わせる臭気。
ファーストコンタクトの感想は、「焼けたタイヤの破片」でした。
吐き出したい衝動をグッと堪え、苦みや臭いと格闘すること5分。
ようやく口の中からタイヤが消えました。
この不快感は、初めてブラックコーヒーを口にした時に似ています。
しばらく余韻が残りました。凄い破壊力です。
そして2個目
小休止を挿み2個目を口に入れます。
、、舌が麻痺したのか、苦みはさほど気になりません。
それにしても塩辛いですね。塩化アンモニウム配合なので仕方がないのでしょうが。
タイヤ臭にも慣れてくると、深い位置に別の香りがあるのに気付きました。
中華スパイス、八角の香り。これがアニスオイルか。
ここまで分かるようになってくると、塩辛さの奥にある甘味にも気付けるでしょう。
舌で感じるのではなく、喉の奥にへばり付く様な甘さ。
これがスペイン甘草の甘さなのでしょうか。
謎の中毒性
、、気付けば不味さを感じなくなっている自分がいました。寧ろ強い中毒性さえ感じられます。
恐ろしい飴、サルミアッキ。
翌日、会社へ持って行き、手当たり次第に配って回りました。完食できたのは2割ほどでしたね。
ある先輩の感想は「築20年超えのアパート」の臭いでした。
かなり人を選ぶと思いますが、気に入る方は大好きになるかもしれませんよ。
ここにも商品直リンクを張ろうとしたのですが、品切れになってしまっていた為、Amazon検索リンクを張っておきますね⇒サルミアッキ
たまにYahooオークションなどでも出品される事があるそうです。気になる方はそちらも探してみて下さいね。
ではまた。
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