初めての電気工事!隠蔽配線で洗面台横にコンセント増設

ものづくり

遡る事約5年前ですが、第二種電気工事士を取得し、初めて行った電気工事について書き残しておこうと思います。
電気工事士があるとこんなに便利!ってのが少しでも伝われば幸いです。

洗面台周りはコンセントが少ない

当時は賃貸物件に住んでいましたが、とりあえず洗面室自体が狭かったですね。洗面台はよくある600サイズの洗髪タイプなんですが、確かコンセントが2つ口のみの一般的なやつだったと記憶しています。
これでは電動歯ブラシ、口腔洗浄機なんかを置いているとドライヤーすら使用する際にコンセントを抜き差ししなければいけない。これは不便だな。よし!コンセントを増設しよう!となりました。

増設に必要なもの

電気工事士免状
これが無ければ配線作業ができません。自宅の電気工事であれば自己責任で何とかなるという見解もあるようですが、知識としても資格はあるに越したことはありません。できれば取得しておきましょう。

・所有者・管理会社の承諾
地味に大事なやつですね。自宅だったら許可など必要ありませんが、賃貸の場合は自分が引っ越した後、部屋に残るものを設置する場合は必ず連絡しておきましょう。コンセント無くて不便なんです。買取請求権なんて行使しませんから。
※場合によっては引っ越し時に原状回復を求められる可能性もありますね。復帰できる自信があれば行いましょう。

・材料・作業工具
材料としては、パネルボックス、3口コンセント、コンセントカバー、VVF線1.6mmを2mほど、リングスリーブ若しくは差し込みコネクタ少々。
作業工具は電気工事士セット&ちょっとした日曜大工道具が一式あれば十分。

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作業開始

洗面台の横に設置する予定ですね。水が掛かると良くないので、目の高さほどの位置にしましょうか。
作業前には洗面所一帯の電源ブレーカーを切っておきましょう。慣れていても通電状態での作業は危険です。感電死亡事故の70%以上が低圧電源でのものだそうですよ。(2003年調べ)高圧に比べて危険の認識が甘くなるんだそうな。
まずはパネルボックスを固定するための下地が壁に入っている位置を確認します。壁に針を刺して下地を探します。下地の横にパネルボックスを固定するので、壁の石膏ボード穴あけ位置を下書きします。穴の大きさはパネルボックスよりやや大き目で。
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洗面台の上半分、棚の部分を壁から外しておきましょう。作業の邪魔にもなりますし、洗面台に伸びている電源ケーブルからコンセント用の電源を引き込みますからね。
壁に穴を開けます。その穴から、先ほど現した洗面台側の電源ケーブルが出ている穴までVVFケーブルを通します。今回のケースではケーブルが壁の中で90度曲がるので、やや苦戦しました。
無事に通ったら、壁にパネルボックスを取り付けて、3口コンセントを配線に接続しちゃいましょう。

ここでようやく作業時の写真が登場しました。左上の部分がコンセント設置後ですね。右下に見えるのが洗面台用電源ケーブルと、新規引き込み線です。電源ケーブルの通し穴が狭かったため、ボードをくり抜いて拡張しています。

3口コンセント設置部分のアップです。

そしてこちらがケーブル類のアップです。右に見える白い線が既存電源ケーブル。左のが新規引き込み線です。この配線同士を接続していきます。

ちょっと暗くて見え辛いですが、電源ケーブルを切断して、3本とも被覆を剥いて差し込みコネクタで結線。回路図を頭で思い描きながらやりましょう。

完成


通電テストを行い、問題なければ化粧台を復旧して、コンセントを取り付ければ完成。
左に大きく見えるのはカエルのティッシュケースです。

電気工事士取得のすすめ

そんな感じで、電気工事士免状があればコンセント増設くらいは問題なくできちゃいます。私自身、自宅を建てて作業小屋を作りましたが、母屋から電源を引いて作業小屋に漏電ブレーカーを付けて、各種コンセント、照明、スイッチ類の設置、配線工事は自らが行いました。
アーク溶接をする為に200Vのコンセントを引っ張ったりもしました。
DIYを愛する人にこそ取得をオススメしたい電気工事士でした。

ではまた。

 

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