レザークラフトでミニマムウォレットを自作

ものづくり
※またしてもジョジョネタ多めになります。知らない方はスルーしてください。

ジョジョ成分多めで

当初、長財布を制作する予定だったのですが、イメージが固まらずにミニマムウォレットを制作することになりました。
コインケース以上、財布未満的なイメージで、最小限なサイズに必要な機能を集約します。
・カードは4枚くらい入れば良い
・小銭はそこそこ入るように
・札は四つ折りで入れても良い
・デザインはスティッキィフィンガーズな感じで
・ラウンドファスナー式に再挑戦
以上を基にCAD図面を描いていきます。

作成開始

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図面を基に切り出した革がこちら。
今回はラウンドファスナーに内張りを使用します。
制作過程の写真は撮り忘れました。
今回は敬愛するブローノ・ブチャラティ氏に捧ぐ、スティッキィフィンガーズなデザインという事でジッパー多めです。
約3cmという、それこそミニマムサイズのジッパーも装飾として取り入れますので、ジッパーの長さ調整作業が必須になります。

ジッパー使いとして

その為、新しく喰い切りを購入しました。
これはもう最高ですね。
以前はラジオペンチで一本ずつ務歯を引っ張って外していたのですが、これがあると4本くらい一気に寸断できます。そして引っ張ると下地の布が解れたり破れたりしていたのですが、これで上手い具合に寸断すると無傷です。

木型を作成

そんな感じですいすいジッパーの長さ調整を終え、取り付ける訳ですが、菊寄せには今回も木型を使用しました。コンパネ板を糸鋸盤で切り出して磨いただけですが、やはり有ると無いとでは作業性が格段に違います。
あとは、内張りと外張りを張り合わせて、内装のマチを縫い合わせれば完成!

完成

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側面のジッパーは全て装飾です。2連ジッパー部分は開閉できますが、中にはほぼ何も入りません。
本体の内装サイズ的にはカードがギリギリ入る感じです。
コバ面仕上げには、今回初めてコバスーパーというアクリル樹脂塗膜系のものを使用してみました。
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無駄なポイントカードなどを全く持ち歩かないと決めれば、財布とはこのくらいの大きさで十分なのではないかと思ってみたり。
実際に1週間くらい使用してみましたが、もうこのサイズで良いんじゃないかというくらいの馴染みがあります。
今までは長財布をポケットに無理やりねじ込んでいましたが、ズボンのポケットサイズによっては収まらない場合もありますし。
ポケット側を拡張してやろうかとも思っていましたが、もはや財布が縮まればそれに越したことは無いですね。
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以前作成したコインケースと木型の大きさ比較図。
概ね、横に150%引き伸ばしただけという手抜き設計です。
今回のラウンドファスナー式は、ファスナー自体のたわみが大幅に改善され、開閉には全く問題ない感じです。
ただ、内装側の縫い目がガタガタだったりするので練習あるのみです。

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