第二種電気工事士の難易度(技能試験編)

資格

技能試験について

昨日に引き続き、電気工事士について書いていきます。
無事、筆記試験をパスし、次は技能試験ですね。筆記試験と技能試験の間は、長いと2か月近く空きます。
正直なところ、そこまで対策に時間は必要ないかと思います。1ヶ月もあればゆっくりですね。
私はその間に危険物取扱者甲種を受験していました。

甲種試験も無事に終わり、試験準備に移ります。

おすすめテキスト

まずはテキスト。

技能試験のイメージが全く湧かないので、DVD付きのものを購入しました。
これは良いですね。配線の剥き方や器具への取り付け方など、丁寧に解説されています。

おすすめ工具、材料

次は工具と材料。

こんな感じでセット購入することもできます。かき集めるのが面倒という方にはお勧めです。
ただ、私は敢えてホームセンターで一つ一つ吟味して買いました。
当然その方が高くつくのですが、手に取って馴染む工具を使いたいじゃないですか。
材料も自分で探した方が愛着が湧きますしね。
しかし、地方のホームセンターではマニアックな電気材料は揃いません。
例えばアウトレットボックスやら、端子台、金属管辺りですね。これらは知り合いの電気業者さんにお願いして取り寄せて頂きました。

圧着ペンチ(黄色)

工具の中でも、圧着ペンチには気を付けましょう。
握り手が黄色いもので、圧着マークのつくものですよ。適合品以外のものを使用すると間違いなく落ちます。
大きさは大小選べますので、握力に自信のない方は小型を選んでください。

左が大型で、右が小型です。

ケーブルストリッパ

必須ではないのですが、あると便利なものとしてケーブルストリッパがあります。
熟練の工事士さんは電工ナイフ一本で器用に剥くようですが、素人の私は道具に頼ります。
大きく分けて2種類あります。
・ペンチの様な形状で、挟み込んでから剥ぐタイプのもの。
・大型ホチキスのような形状で、挟むと自動で剥げるタイプのもの。

私は左側のペンチの様なものを使用しました。
どちらが良いのかは手先の器用さに関わってきますが、不器用な方は右側のタイプを選んでみて下さい。値段に見合った活躍を魅せてくれる事でしょう。
一緒に受験した方が右側のものを買っていたので借りてみました。多少の慣れは必要ですが、明らかに速いです。ソーシャルゲームの課金武器みたいなイメージですね。
※ちなみにこれらの工具で全ての使用配線が剥げる訳ではありません。VVRという丸い断面のものは電工ナイフで挑む必要があります。
最も多く使用する配線はVVFという平型のケーブルなので、これが楽に剥けると作業時間は一気に縮まります。

腰袋

最後の道具に、工具袋(腰袋)を挙げておきます。
試験本番は作業スペースが思いのほか狭いです。持って行った工具を全て机の上に置く事は難しいかもしれません。
そんな時、腰袋があると便利ですよ。

これをベルトに通して腰に提げておきます。
本番中は横にあると使いづらいので、正面の腹側に持ってくるとスムーズに使用できます。

複線図用、消せるボールペン

試験時間は40分で、出題された配線図の通りに小規模な配線工事を行います。
配線図のままでは作業が難しいので、複線図を書けるようにしましょう。
※追記、複線図の記入には、複数色で書ける、「消せるボールペン」が便利ですよ。これも時間短縮のための課金アイテム。これは安いのでオススメしておきます。複線図では接地側電線と非接地側電線とで色を書き分けたりする必要が出てくるので、普通のボールペンで書き損じると、キーッ!てなること請け合い。

一応リンク張っておきますね。

試験内容と注意点

候補問題が13問あり、その中から1問が出題されます。事前に問題が分かっているので、これらを全て時間内に組み立てられる様に練習しておきましょう。そして、練習中はなるべく狭いスペースで組み立てられる様に心掛けます。
審査基準は減点方式を採用しており、「重大欠陥」は1つで、「軽微欠陥」は3つで不合格になります。
詳しい基準は割愛しますが、回路を間違ったり、リングスリーブの圧着ミスだったりが重大欠陥。配線にちょっとした傷をつけてしまったりなんかが軽微欠陥に該当します。
これらはミスをした本人は気付かない場合が多く、落ちてからしばらく悶々とする事になりかねません。速さを落とさずに且つ慎重に作業を進めましょう。
リングスリーブの大きさや圧着マークには基準があり、間違うとそこで試合終了なので、これはもうしっかり暗記しましょう。
私が使用した解説本には、工具の厚みや手のサイズなどを利用した寸法取りの方法などが詳しく書いており、作業時間短縮にかなり貢献してくれました。

試験当日

試験本番はハプニングも付き物ですが、落ち着いて臨めばきっと大丈夫です。
明らかにプロらしき風貌の方が、複線図も書かずに配線を切り出したりしても動じないように、予め覚悟しておきましょう。どこの試験会場にもいる気がします。
私は本番中に手を切り、出血しました。
練習中にそんな事は一度もなかったのですが、今思えば、やや緊張していたのでしょうね。絆創膏は用意しておきましょう。使用しても咎められませんでした。

こんな感じで無事に合格する事が出来ました。
これで自宅のコンセント増設やら照明用配線工事やらができるようになります。いろいろと捗りますね。
思ったより長文になってしまいました。最後まで読んで頂きありがとうございます。
ではまた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました