突然ですが、炭酸水って美味しいですよね。私はお酒を全く飲みませんが、ハイボールにしてみたり、シロップを追加してコーラ風飲料なんかも作成可能だったりしますね。
個人的に、長年コカ・コーラを愛飲していたのですが、血糖値の気になるお年頃を迎え、ダイエットコーラに切り替え、それを炭酸水で薄めて飲み始め、最終的には炭酸水のみで良いんじゃないかという結論に至っています。スーパーにコーラを買いに行くのも面倒になってしまったというのが最大の原因でしょうね。自作すれば自宅で完結します。
炭酸水自作で有名なものに「ソーダストリーム」がありますが、CO2カートリッジが地味に高かったり、すぐ無くなったりで面倒だという話も聞きます。
私が1年前に導入した二酸化炭素ボンベ(ミドボン)とペットボトルを直結する方法を紹介しながら、各種方式のコスト比較をしてみたいと思います。
二酸化炭素ボンベ導入の注意点
1年前、私が様々な方法を検討して導入に至ったのが二酸化炭素ボンベ方式です。
導入する際に私が懸念した難点もいくつかありますが、導入さえしてしまえばコスパ的には最強な方法だと考えています。
難点1:二酸化炭素ボンベをどこから入手したらいいかわからない。
馴染みの酒屋さんなんかがあればそこからでもいいでしょう。知り合いにガス屋さんが居たらそれもいいでしょう。どこにもつてが無い場合は通販で購入するのが良いと思います。
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難点2:輸送中、ガス漏れの恐れあり。
上記通販サイトの説明にもありますが、特に夏場、高温期に輸送を行うとボンベの安全弁が作動して全量を噴出してしまう恐れがあるんです。
具体的には40℃を超えるとボンベ内の圧力が高まり、ボンベ自体の破損を避けるために安全弁が作動し、全量噴出して空になったボンベが自宅に届く。その際の保証は無いという事。
なるべく寒い時期に購入しましょうね。
難点3:暑くならない設置場所にボンベを固定する必要あり。
上記の通り、直射日光が当たったりする場所を避け、夏場の気温が40℃を超える様なこもり切った場所も避けねばなりません。暑くなって全量噴出した部屋に誤って入ったら窒息死しかねません。
その上で、ボンベが転倒した場合、これもまたガス漏れを生じます。転倒しないよう、壁にバンドや鎖などで完全に固定して使用しなければなりません。
難点4:誤操作によるガス漏れに注意する必要あり。
小さなお子様、特にやんちゃなお子様のおられる家庭では導入を見送る必要さえあるとも考えています。
上記の通り転倒を防止したとしても、バルブを2か所ほど捻ると二酸化炭素ガスが噴出します。面白がってシューッ!なんて遊んでいるとマジで窒息死しますよ。
私も幼き頃、スーパーのドライアイスが入ったボックスに首を突っ込んで涼しいなぁ。なんてやってたら割とガチで窒息しかけた事があります。本当に気を付けてください。
二酸化炭素ボンベ→ペットボトル直結方法
そんな気苦労を経て導入した二酸化炭素ボンベですが、そのままでは炭酸水を作れません。
ボンベからの直接圧力が高すぎるため、減圧器(レギュレータ)を用意する必要があります。レギュレータからホースを伸ばして、ペットボトルと接続するためにボトルキャップにも加工を施さなければなりません。
当初はこの辺も、ある程度は自作しようと考えていたのですが、ヤフオクでレギュレータセットが4,000円くらいで売られていたので、それを購入して使用しています。
現在、ヤフオクではそれらしいものが見当たりませんでしたが、楽天でそれっぽいのがあったのでリンクを張っておきます。
価格:14,200円 |
価格:5,800円 |
多分ですが、私が購入したのは下のFREE WIND社のものではないかと思われます。私が購入した時より、金具やレギュレータがしっかりしている様に見えます。そのせいで値段もやや上がっているようですが。
強炭酸水の作り方
上記のボンベからペットボトルに直結する方法で炭酸水を作成すると、驚くほど強炭酸に仕上がります。
二酸化炭素は水が冷えていればいるほど溶けやすい性質を持っているため、事前に水道水をペットボトルに入れて一晩冷蔵庫で寝かせておけばバッチリです。
ボンベの操作方法なんかは、慣れない方がやるにはややハードルの高い作業になります。
私は妻にも炭酸水を作ってもらうためにマニュアルを作成しました。印刷してラミネート加工をして穴を開けてボンベにぶら下げています。
私が導入した作成キットによる説明となるので、個別に設置したものにより操作手順はやや異なると思われます。参考までにご覧いただければと思います。
各種方式と入手コスト比較
以下の表にまとめてみました。見え辛かったらすみません。
条件設定 : 毎日1ℓの炭酸水を1年間飲む場合のコスト比較
各種価格は2020年2月、Amazon、楽天市場などを参照したもの。使用する水道料金は加味していない。
入手方法 | ペットボトル購入 | クエン酸+重曹で合成 | ソーダストリーム | 二酸化炭素ボンベ | ソーダストリーム& 二酸化炭素ボンベ |
初期費用 | – | – | 本体購入、約10,000円 | 5kgボンベ購入、約10,000円(約7,000は保証料)、レギュレータ、ホース、キャップ等で約10,000円 | ソーダストリーム本体、ボンベ、接続ホースのセットで約38,000円 |
運用費用 | 1ℓペットボトル1本あたり80円~100円ほど | クエン酸500g、約600円 重曹500g、約600円 |
60ℓ用ガスシリンダー約2,970円 | ガス補充(満タンのボンベと交換)は約3,000円 | ガス補充(満タンのボンベと交換)は約3,000円 |
初年度 総費用 |
単価90円として32,850円 | 1ℓにつきクエン酸8g、重曹10gの使用で、約7,884円 | 本体代、1年分のガスシリンダー代、約28,067円 | 1年で5kgボンベは空にならないので約20,000円 | 38,000円 |
初年度 1ℓ単価 |
90円 | 21.6円 | 76.9円 | 54.8円 | 104.1円 |
運用コストから見た 1ℓ単価 |
90円 | 21.6円 | 49.5円 | 4.1円※1 | 4.1円※1 |
メリット | いつでもどこでも購入できる。 | 各種粉末を備蓄しておくといつでも作成可能。 | 本体がスタイリッシュ。操作も簡単。 | 作成方法次第で、驚くほどの強炭酸水を得られる。5kgボンベ1本で無限に作成できるような錯覚に陥るほど残量が減らない。※2 | ボンベさえ隠せれば操作簡単&スタイリッシュな本体で無限炭酸最強説。※2 |
デメリット | 買いに行く手間がかかる。ペットボトルがゴミになる。非エコ。 | 量を見誤るとペットボトル爆発のリスクあり。ナトリウム摂取量が気になる。 | 意外と運用コストが高い。 | 操作に難あり。見た目がモロ居酒屋。転倒時や高温時の漏出リスクあり。※3 | 初期投資に結構かかる。ボンベを取扱うリスクはあり。※3 |
※1、ソーダストリームのガスシリンダー60ℓ分の二酸化炭素充填量410gとして、1ℓあたりに使用する二酸化炭素量を約6.8gとして計算
※2、二酸化炭素5kgボンベを毎日1回あたり6.8gを使用した場合、約2年で空になる。
※3、ボンベが転倒すると二酸化炭素が漏出する。壁にしっかりと固定すべし。設置環境の気温が40℃を超えると安全装置が作動し、全量噴出する可能性が生じる。直射日光の当たる場所への設置は避ける。
コスト比較の結果
設置場所にもよると思われますが、裏方で作業する場合はボンベ直結方式、リビングでパーティ感覚で楽しみたい場合なんかはソーダストリーム&ボンベ方式が最強なんじゃないかと思います。
初期投資費用さえ償却してしまえば、1ℓ単価が約4円で楽しめる事になります。
無限炭酸生活へようこそ!
私はつい最近、自宅のキッチンシンクに浄水器を生やしてしまったので、美味しい水で炭酸水が自宅で作り放題となりました。水を買いにスーパーまで走るというのが至極無駄に感じられていたので、これも同時にオススメです。浄水器の水は美味い。
以下に余計な事を何も考えずに全てが揃うフルセットのリンクでも張っておきます。
最新 ソーダストリーム 本体+ミドボン接続ホース+炭酸ボンベフルセット 2.5m 価格:42,600円 |
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おまけ~クエン酸&重曹方式~
ミドボンの導入に至るまで、私もクエン酸&重曹方式を試したことがあります。
上の表にも記載しましたが、500mlのペットボトルであれば、クエン酸を約4g、重曹を約5g入れて、水を注いで直ぐにふたをして、軽くシェイクして一晩冷蔵庫に入れておくと炭酸水の出来上がり。
厳密にはクエン酸、重曹の量も細かく計算しなければならない感じもあります。
二酸化炭素と同時に生成されるクエン酸ナトリウムによる塩味が感じられたり、ナトリウム摂取量も気になるお年頃だったりするもので、何度か試して却下案となりました。
皆様も自分に合った炭酸水作成方法を見つけて素敵な炭酸水ライフをお楽しみください。
ではまた
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