宅地建物取引士資格を妻に取得させてみた件

資格
こんにちは。
昨日は宅地建物取引士試験の合格発表日でしたね。
令和元年(2019年)の受験者は220,797人と昨年より6,804人多かったそうです。記念受験というものでしょうか。
肝心の合格ラインは大方の予想である36点から下振れし、35点ということでした。合格率も17.0%となり例年より高めという結果でした。
受験された皆様は大変お疲れさまでした。
実は、私の妻に宅建を取得させてみるという計画を3年前ほどから推し進めており、一昨年、昨年は残念ながら不合格だったのですが、本年度試験で無事に合格致しましたので、これまでを振り返り、ダイジェストでここに記します。
妻のスペックは不動産業務未経験(五問免除無し)、持っている資格は栄養士くらいです。
計画段階からここに書こうかとも考えたのですが、妻が合格を断念してしまう可能性も無い訳では無かったため、このような形になりました。
自分自身が勝手に決意して資格を取得するよりも、誰かをその気にさせて、資格を取得させることの方が遥かに難易度が高いのだと痛感しました。
因みに、どうやってその気にさせたかというと、収入を増やせる可能性が増える事を具体的なビジョンを交えて説明し続けること。また、仮に合格した場合の報酬を金額で提示すること。この2点でした。ビジョンの内容や報酬の中身などは企業秘密なのであしからず。
何とかこの方法でその気になってもらい、勉強を継続し、受験をした訳です。
初年度(2017年度)は市販のテキストと問題集、過去問を購入し、独学でスタートしました。
やはり法律系資格に取り組むのは初めてだったという事で、専門用語が全く分からないらしく、そういったものに関してはひとつひとつ丁寧に説明するよう心掛けました。
初年度の勉強スタイルとしては、しばらくの間、何やらテキストの要点を必死にノートに書き写している様に見えたので、それはあまり効率的でないという事は伝えました。しかし、なかなかうまく伝わらなかったようです。勉強する時間も4月~7月頃まではあまり作れていなかったように感じます。
問題集と過去問を回し始めたのは8月頃からだったでしょうか。試験が10月なので、ちょっと厳しいタイムスケジュール。
ヤバさに気付いて本気になったのは10月に入ってからでしょうか。
受験結果は30点でした。その年の合格点は35点ですね。独学初年度にしては取れた方だと思います。もともと一発合格までは期待していなかったので、引き続き頑張ってもらいます。
2年目(2018年度)は一通りの試験範囲は既に頭に入っていると思うので、テキストのおさらいはそこそこにして、早めに問題集・過去問を解くようにアドバイスはしました。これもまだしっくりきていなかったのか、しばらくテキストの書き写しは続いていたように感じます。
この頃からは、用語の説明というよりは民法の解釈やら、問題解説の良くわからない部分を質問されるようになってきたので、踏み込んで説明するように心掛けました。
法令や業法などの暗記科目は直前対策でも何とかなる部分が大きいので、早い段階で権利関係の理解を進める事を優先すべきと伝えていました。7月頃から問題を解き始めているようではありました。
受験結果は34点。因みに、五問免除はありませんので50問受験です。五問免除の部分で4点落としているので、仮に五問免除が受けられていたなら38点だったはずです。その年の合格点は37点でしたね。
ここまで来たらあと一押しでしょう。
3年目(2019年、本年度)は今までの対策に加え、日建学院様の本科コース用、テキスト・問題集を入手しました。個人的な見解ではこれを超えるテキストはありません。しかし、正規の方法で入手しようとすると、通信合格コースに申し込んだ場合でも41,800円ほど費用が掛かります(税込金額、2019年12月5日現在で確認)今回は昨年度合格者様から譲って頂く形で入手しました。
対策は万全。ここまでくると後は、正直なところ運なども絡んできます。
勉強スタイルに関しては、ようやく私のアドバイスを聞き入れてくれるようになった気がします。
インプットとアウトプットの繰り返しが重要なので、直前期ともなると問題を解いて、完全に分かった部分は見直しを省く。間違ったところ、不安だったところは解説をしっかり理解することろまで踏み込んでおさらいする。それでも理解が怪しい場合はテキストを参照する。質問する。これを徹底して頂きました。
受験結果は35点。合格予想ラインは36点が多かったので肝を冷やしました。
五問免除部分でもやはり3問ほど落としてしまっていたので、仮に本年度、不合格となっていたら、どこかでパートをしてでも五問免除を取得せねばと本気で考えていました。
合格発表日(12月3日の24:00)、住宅新報社様からツイッターなどで発表される合格ライン。あれを見るために妻と夜更かししていました。
12月4日 0:01発表 35点!
この時の感動は忘れられません。
自分が合格した時より嬉しかったことは間違いありませんね。
苦労が報われた時の喜びは計り知れないものです。その道が険しければ、登頂した時の景色は生涯記憶に刻まれます。
翌朝、9:30に公開される合格発表でようやく安心できました。
用意していた報酬も支給し、計画していたビジョンへ向けてこれから出発するところです。
次は私の12月15日に受験予定のeco検定ですね。
そろそろ真面目に勉強を開始します。
ではまた。

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