青森県民限定特典
誤解を恐れずに言うならばタイトル通りになります。
ここから先は原子力施設や放射線など、かなりセンシティブな話題についても触れますので、それらにより気分を害される方の閲覧はご遠慮願います。また、2015年12月時点での情報の為、その後県の施策変更などにより現在は受講できないなどの場合もあります。ご注意・ご了承の上読み進め下さいませ。
青森県では県内企業の原子力施設関連業務への参入を促進する為、各種研修事業を実施しています。
この各種研修の中には、「有機溶剤作業主任者技能講習」「玉掛け技能講習」「第3種放射線取扱主任者講習」「低圧電気取扱業務特別教育」など、原子力施設業務で必要となる数多くの国家資格が取得できる研修も含まれております。
受講対象者
受講対象者は「原子力分野への参入を目指している青森県内企業または県内在住の個人の方」となっており、参入を目指しているかどうかは自己申告になります。言ってしまえば青森県民であれば誰でも受講可能だと思われ(以下略)
受講者数には制限があり、申込者多数の場合は抽選になるそうです。
受講費無料とは言うものの、昼食代(500円※)や、遠方から来る方は宿泊代(3,990円※)、実際に取得した資格の申請費用などは別途必要になります。※受講当時の金額です。参考までに。
また、実施会場が六ケ所村や東北町と、やや中心街からは遠いため移動手段も考慮が必要になります。
受講体験
かく言う私も会社から有給休暇をもらい、幾つかの講習を無料で受講させて頂きました。
例えば第3種放射線取扱主任者講習は、密封された放射性物質の販売などに関わる資格ですが、通常は受講費が9万円を超える為、一般人にはなかなか手の届かないものです。
青森県六ケ所村の再処理工場や福島第一原発の事故等で何かと騒がれている東北地方に住んでいる以上、原子力分野には興味があったので、これを受講できただけでも青森県に住んでいて良かったと思いましたよ。講師の方もキャリア豊富で、お話も大変参考になりました。
因みに私個人としては、浅い知識なりに原子力産業推進には賛成しております。正しい知識と技術を持ってすればヒトの手に負えないものではないという考えからですね。
ヒトは昔から未知のモノに恐怖や畏怖を覚え、本能的に遠ざけてきました。これはある程度、致し方のないことかもしれませんが、知らないのであれば知る機会を設けてみたらいかがでしょうか。少し世界が広がると思いますよ。
少々話は逸れましたが、国家資格取得講習以外にも、原子力施設の現場体験研修等も行っているようなので、本格的に参入を考えられている方も参考になるかと思います。
詳しくは青森県のホームページや、青森原燃テクノロジーセンターのホームページをご参照ください。
毎年実施するかどうかは青森県次第なところがあるので、気になる方は5〜6月頃に覗いてみてくださいね。続投する場合は講習の年間スケジュールが掲載されているはずです。
今後、これらの講習を受講した際の様子も書いていきますね。
ではまた。
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