アクアビーズの図案作成について

ものづくり

えー、突然ですが娘がアクアビーズをやりたいと言い出しまして、いろいろ調べつつ、ひと揃い買ってみたところなんですね。

エポック社さんで出しているこんなやつです。
私も昔はアイロンビーズにハマった過去がありまして、なにやら懐かしい限りです。当時は「たまごっち」なんかが流行っていたりしたので、方眼紙にキャラクターのドット絵を書いてアイロンビーズで再現したり、ドラクエの敵キャラクターも再現したりしましたね。あぁ懐かしい。

アクアビーズの考察

エポック社で販売されているアクアビーズとはポリビニルアルコールが原材料らしく、水で表面が溶ける事によって隣同士のビーズがくっついて図案を再現することができているそうですね。濡らしてくっつく、切手の糊と同じ成分ですね。あの糊が塊になっているという事でしょうか。
パッと見た感じだと、表面に糊でもついていて水で溶けてくっつくんだろうなと思っていましたが、自分が考えていた仕組みよりも高尚な存在らしいです。これは侮れぬ。
100円ショップやAmazonなどでも類似品で安いものは売っていますが、これらはどうやら私が思い描いているものの仕組みに近いらしく、大体はポリエチレンなどのビーズにポリビニルアルコールなどをコーティングしているようなものなんではないでしょうか。

勝手ながらエポック社すげー。となっていました。

私が小学生の時分にハマっていた「アイロンビーズ」は筒状のビーズを並べて、「アイロンシート」と呼ばれるツヤツヤしたシートを敷いて、その上から熱したアイロンを押し付ける事により熱で溶かして溶着する仕組みなんです。スノーボードのワックス掛けの際は必ずと言っていいほど思い出します。

しかし、これだと対象年齢がグッと上がってしまうんですね。
こういった図案を作って楽しみたい低年齢層にはちょっと危ない。しかし対象適齢期の大きなお子様にはちょっと幼稚過ぎる遊びになっている可能性も否定できない。
その辺の諸問題を、水だけで接着できることとしたアクアビーズの功績は偉大だと思います。

そういえばアクアビーズ図案には大型のものが少ない気がします。これも低年齢層向け商品を意識したものなのか、金額の問題なのか。一粒当たりの単価もけっこうしますからね。

アクアビーズとアイロンビーズの違い

そして、アクアビーズとアイロンビーズの違いとして、一番初めに目についたのはその配置でしたね。
アイロンビーズでは、ドット絵をそのまま表現できる「四角配置」なのですが、アクアビーズでは、基本的には※1 球体が自然に集まった形状、つまりハニカム集合体※2 に近い「六角配置」になるんですね。
※1、アクアビーズにも「しかくプレート」という四角配置可能なプレートも存在します。しかし現在では廃盤になってしまった可能性があり、各所ではプレミア価格での取引が続いています。定価は400円ほどだった気がしますが、1,000円~3,000円くらいで取引されていますね。お持ちの方は売り時かもしれませんよ!


※2、蛇足ですが、「ハニカム集合体」でGoogle検索をすると「蓮コラ」的な画像がいっぱい表示されるので、トライポフォビア持ちの方にはお勧めできません。知らない方も、新たなトラウマの扉を開きかねないのでお気を付けください。


ビーズの配置形状はこんな違いになります。
四角形状では、ドット絵を忠実に再現できる引き換えに、接着面積が小さくなり、1ビーズ当たり4か所で接する形になります。これでは強度上の不安が生じる可能性もあるのでしょう。
六角形状では、1ビーズ当たり6か所のビーズと接することになり、強度的には最大になります。ただ、ドット絵そのままの再現とはいかなくなります。その辺が非常に悩ましいところなんですね。

その点、アイロンビーズでは完全熱溶着なのでアクアビーズとは違い、点接着ではなく面形成とでもいいましょうか、高強度での接合が可能です。よく両面をアイロンで固定させていましたが、あれは結構な耐久性ですよね。
この辺りの接着方式の違いから、ビーズ配置の相違も生まれたものと考えています。

邪推ではありますが、「しかくプレート」の廃盤疑惑もこの辺が影響しているのではないでしょうか。そもそも廃盤であることなども公式発表はされていませんし、純粋に売れないから製造していないというだけなのかもしれません。
私の個人的見解では、四角形状接合では強度が弱く、完成品が六角形状接合のそれより壊れやすく、壊れやすいぞ!というクレームが相次いだか、壊れてバラバラになったビーズの誤飲でも生じてしまったらエライこっちゃという事でフェードアウトしていったのではないかと見ています。
もしも、そんな裏事情がないのであれば、エポック社様には是非増産して頂きたい。そう願っています。廃盤したからプレミア価格!みたいなやつ嫌いなんですよ。

アクアビーズ専用図案と著作権

そんな配置上の違いという問題を抱えたアクアビーズなので、当然のように図案はドット絵そのままの再現はできません。そこで専用図案を生み出す必要があったのですね。
市販品のアクアビーズでは、専用図案セットのキット商品が多く販売されています。
手軽に作成したい場合はキット商品を購入するのも良いでしょう。図案やプレートを始め、図案作成に必要な各色のビーズも全てセットになって販売されています。

ただ、あくまでも各色のビーズが大体手元に揃っていて、図案の商品写真なんかがあれば、それらを自作する事も容易いのですね。
自分で作る場合はそれらをコピーしたら宜しいと思います。


以下は著作権の考え方に関する小難しい話なので、興味のない方は飛ばし読みしてください。

この手の著作権が絡んだ場合の逃げ道としてよく考えるのですが、「私的使用のための複製」ですね。(著作権法第30条規定)
自分や家族内でこれら図案を複製して利用するのであれば何ら差支えないです。しかし、図案をコピーして販売するなどは完全にアウトなので、メルカリなどの簡易販売手段では特に気を付けて頂きたいと思います。
図案そのもの、商品のまんまを、完全コピーした物をネット上にアップするのは法に触れる恐れも考えられるのでしょうが、この辺は非常にグレーですよね。そもそもゲーム画面のキャプチャ画像なんかも氾濫していますし、メーカーなどの著作権者から文句を言われなければOKくらいの認識なんですがどうなんでしょう。
厳密に考えると、二次創作=翻案、に関しても著作権者の許可なく配信する事は違法と見なされますが、あくまでも著作権者などからの告訴がなければ公訴を提起することができない「親告罪」に該当します。
なので、著作権者が不利益を被らない範囲であればOKなんではないかと個人的解釈をしているところです。

自分的な著作権ルールは以下の通り
・商品として存在しているアクアビーズ図案などを、そのまま利用できる形として再配布するようなケースはアウト(既存商品の販売を妨げるおそれあり)
・既存キャラクターではあるが、商品としては存在しない図案などを作成し再配布する行為はギリギリセーフ。これも販売するなどしてお金を取ったらアウトだと思います。(二次創作=翻案に当たるもの)

二次創作の禁止問題は非常に難しいですよね。マリオの絵を書いてネットにアップしたらダメです!なんて言われたら多くの人が法令違反でしょうから。
この辺は著作権者の考え方次第という面が強いですよね。ディズニーの様に著作権をガンガン行使してくるようなメーカー相手には戦わない方が無難ですし、成長性の見込まれるマイナーなキャラクターなんかだとSNSで二次創作がバズったら絶対に嬉しいはずなんです。その辺の見極めをしながら著作権とは向き合っていきましょうかね。

図案の自作方法

商品化されている図案であればそれらをコピーすれば使えますが、正直なところラインナップは多くなく、メジャーどころのキャラクターものしか作れないのではないでしょうか。
そうなってくると自己作成するしかないですね。
私なども、ドット絵を組み替えていくつか作成してみました。

コピーする分には簡単ですが、自作していくとなると頭を悩ませる部分が多いですね。
六角配置では、直線を縦か横のいずれかでしか使えないんですよね。例えば縦方向に直線を持ってきた場合、横方向では直線を表現できず、ジグザグ状になってしまうんです。これらをなるべく自然に許容できる表現が求められます。完全直線を縦に持ってくるのか、横にするのか。これはなにやらセンスが必要なやつですね。苦手な分野です。

マリオなどと比べると星のカービィなどはマイナーになるんでしょうかね。カービィファンとしてはやや残念なのですが、正直なところグッズ類が少々乏しいとは感じています。

無いなら自分で作ったらいいじゃないか。

図案の作成にはいくつか方法が考えられます。

1.公式アプリ、「iPhone/iPadアプリ、アクアビーズアート2 (epoch.jp)
スマホがあればすぐにでも実践可能です。図案印刷機能なども実装されており、これはこれで本命の作成方法です。難を言えば、スマホ使い辛い。これに尽きます。私は、しっかりと腰を据えて行う作業は大画面のPCでやりたい中年なものでして。何でもスマホやタブレットでこなしてしまう世代は凄いなと思っています。

2.PCソフト、「ウォータービーズ デザイナー」
開発者様サイトの更新が途絶えて久しい様子ですが、Vector様のページにはソフトデータが残っています。ありがたく使用させて頂きましょう。
正に、私が望んでいたソフトはこれでした。直感的に操作できますし、印刷機能なども申し分ない。「しかくプレート」にも対応しており素晴らしい完成度です。開発者様、ありがとうございます。

今後はウォータービズデザイナーを使用して図案を作成していきます。
既存商品や、著作権者からの告訴が想定されるキャラクターズ案を避け、実験的にいくつか公開してみたいと思います。任天堂さん。どうでしょうかね。


とりあえずゴマスリも兼ねてカービィの販促活動でもしておきましょう。
私は「星のカービィ」のほぼ全作品をプレイしていますが、その中でも近年の、ロボボプラネットとスターアライズは神懸かりレベルですね。魅力的なキャラクターに、サウンドも相変わらず素晴らしい。未プレイの方は是非どうぞ。
そして!「星のカービィ スターアライズ 公式設定資料集」が2021年3月16日に発売予定!スターアライズを隅から隅までやりつくした方などはもちろん、そうでない方も公式設定資料を見ながらあの感動をもう一度蘇らせましょう。
スターアライズの「魂が飛び出る辛さEX」やばかったですよね。クリアした時の感動はひとしおでした。

星のカービィ図案 Aquabeads templates

これら図案の二次的著作物としての著作権・責任は私にあります。再配布されたり、印刷物や完成品を転売されたりすると私が原著作者に怒られる可能性があるのでやめてくださいね。まじで。
自己利用といえる範囲内で印刷頂いたり作成頂いたりする分には一向に差し支えありません。使用する際、当方への連絡なども不要ですので良識を守ってご自由にどうぞ。

・カービィ Kirby

・ワドルディ Waddle Dee

・ワドルドゥ Waddle Doo

実際にはもっとたくさん図案化していたりするのですが、ちょっと様子見しつつといったところです。

そして、肝心のうちの娘にはそれらの図案を与えてみましたが、あんまり作らないという何とも残念な状況。こっちで全部作ってしまうぞ。

ではまた。

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