プッシュリングで爪が割れる問題と真剣に向き合ってみた

ものづくり

補足説明をしますと、耐圧チューブのワンタッチ接手のお話なんです。
炭酸水を自作する記事でも紹介しているのですが、私は二酸化炭素ボンベとペットボトルを接続するのに耐圧チューブを恐らくワンタッチ接手というもので固定しています。チューブの外径は6mmですね。
炭酸水を作り終えて、チューブを外す際に、このワンタッチ接手の接続部にあるプッシュリングを押さえながらチューブを引き抜く必要があります。
私は右利きなので右手でチューブを引き抜きます。そうすると左手でプッシュリング操作をする感じですね。体感的には30Kgほどの握力で、このリングを押さえながらチューブを引かなければいけません。
この際に気を抜くと、指は痛いし爪が割れるんですね。
炭酸水を作り続けて1年近くは問題から目を背けてきましたが、いざ妻に炭酸水作成依頼をするとなると話は変わってきます。
何とかならないか、真剣に考えてみました。

対策①:ワッシャを咬ませる

単純な解決方法として、チューブとペットボトルを接続する前に、チューブ側にワッシャを1枚通しておく。外す際には左手でワッシャごと押さえると、小さいプッシュリングを爪で押さえるよりは幾分、力の入り方がマシになるというもの。
外径6mmのチューブに対して、家にあったM8サイズの平ワッシャが適していました。
何度か試してみました。問題なくチューブをリリースできるものの、事前にチューブに通すひと手間が面倒で、ワッシャをその辺に置いていると紛失しそうな点がデメリットかなと思われます。

対策②:ワッシャを加工する(机上の空論)

これは実践していません。想像上の産物です。外径20mm、内径6mmのワッシャ状のものをパックマン状態に開口し、チューブのリリース時に開口部からチューブを通して使用できるようにしたもの。
文面では伝わりにくいので簡易図面を添付しますね。

これに穴を開けてストラップやキーホルダーでも付けておいて近くにぶら下げておけば完璧じゃね?と思いましたが、この愚案を超越する商品が既に開発されていたので、没となりました。

対策③:市販のチューブリリース工具を購入する

探せばあるものですね。SMC様にてTG-1という商品を販売しております。

しかし、実際に購入して使用するまで具体的イメージが湧かなかったので使用感レビューをしておきます。
まず、同商品はTG-1、TG-2という2品番が存在します。
TG-1は外径4mm、6mmのチューブに適合し、TG-2はインチサイズ:φ1/8″、φ1/4″に適合との事です。

こんなパッケージです。

説明書はこちら。

先端が回転し、4mmと6mmを切り替えられる便利設計。

このように工具先端でプッシュリングを押さえたまま、強めに押し込みます。

先端から見て2番目の金具がチューブをがっちりとホールドします。

押し込んでいる力を緩めるとチューブがホールドされたまま外れてきます。
これは素晴らしい。
チューブを固定する力がある程度強いので、チューブに傷がついてしまったりもしますが、これだと誰でもチューブを外せると思います。

今紹介したものの他にも、ミトロイ様のエアーチューブリムーバーも良い感じだと思います。
使用感や値段で好みが別れると思いますが、お好きなものをどうぞ。

ではまた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました