レザークラフト用レーシングポニーの自作

ものづくり

結論:買った方が安いかも

結論から申し上げますと、これは買っても良いんじゃないかと思います。掛ける手間暇を考えると量産する訳でもなければ、費用対効果を鑑みても良いものが結構安いです。

だが断る

このぬっぺふほふが最も好きな事のひとつは、自らの手で何かをイチから作り上げてそれを「完成」させる事だ…
ハンドプレス機を作った流れで自作する気満々で既にCAD図面まで仕上がっています。これはもう作りましょう。
ポニーに関しても先人達の自作記が溢れんばかりです。様々なタイプが考案されていますね。
ところで、ステッチングポニーと呼んでいましたが、レーシングポニーの方が一般呼称らしいですな。今回の記事から改めました。
通常品は椅子に座り、尻で板を踏んで固定して使用するそうですが、床に置いて足で踏むタイプやら固定する口の幅広いもの、いろいろ出回っています。

設計図から積算

検討した結果、以下の様になりました。
・ハンドプレス機と同様、檜材にする。
・使わない時、コンパクトに収納できる折り畳み式。
・床置式だと本体が無駄に長くなるので、尻敷式。
・銜え口はある程度の幅が欲しい。
・フォルム的に銜え口部分を曲木細工にしたいが、そんな技術は無い。
・本体の横にノブがあると糸が引っかかるという話もあるが、使った事も無いので取りあえずノブ有りで。
材料は檜材の1×4をメインに、可動部で多少の強度が必要な部品だけ2×4を使用する事にしました。
以下材料費を試算。
・檜1×4材 6フィート 1本 : 300円くらい
・檜2×4材 端材レベルで可 : 0円(ハンドプレス機の余り)
・M8サイズ 六角ボルト100mm 2本 : 200円くらい
M8サイズ 爪付きナット 2個 : 100円くらい
M8サイズ ノブスター 2個 : 400円くらい
合計 : 1,000円くらい
アバウトな値段表示で申し訳ないのですが、ホームセンターで調達したので記憶が曖昧です。
その他に必要なものとして、所定のサイズの穴を開けられる木工ドリルは必要。あとはビスやら工具やらガッツやら。
※因みにM8サイズである必要も無いと思います。個人的に都合が良かっただけ。

作成開始

近所のホームセンターで材料を揃えたら作ってみましょう。
これも設計図通りに木材を切り出して、穴あけ・ビス止めでほぼ完成。ただ、折り畳みの為のアール加工が綺麗にいきません。この件もあり後日、卓上糸鋸盤を買う事になります。
調整の中で、可動部分に若干の遊びが欲しかったので、水道用ゴムパッキンを両側に1枚づつ挟んでいます。
また、銜え口の部分にはレザーに傷などを付けないように、端革をゴムボンドで貼り付けてあります。
塗装も施すつもりはないので、これで完成です。

完成

IMG_1158.JPGIMG_1159.JPGIMG_1160.JPG
実際に使用した感じ、悪くなかったです。
そんなに大作を作ったわけではないので、長い糸を扱った場合に引っかかるなどの問題はこれから経験する事になるでしょう。
初心者レベルではこれで全く問題ないですし、有ると無いとでは作業スピード、精度が格段に違ってきます。
冒頭でも申し上げたように、買っても安いのでそれも良いです。
ただ自作の場合、サイズ感や使用部材等、自分でカスタマイズできる強みはありますね。
DIY万歳!

その後

2019.12 何度も使用しての追記。座りながら使用できる点、角度を付けて使用できる点が良い。やはり、極端に長い糸を使用する際、ノブや金具に引っかかる事もある。それは高頻度でもないので慣れて気を付ければ問題はない。
特に改良は行っていない。
ではまた。

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