レザークラフト入門アイテムの入手
前にもサラッとお話しましたが、レザークラフトから始まって色々な制作にどっぷりハマっておりました。
どっぷりとは言っても、実際にレザークラフトで作品を仕上げたのは、まだ2つです。そのうちの1つは昨日作成したばかりですね。
レザークラフトに興味を持ったきっかけは、とあるものをレザーで作りたいというところでした。
やはり、それをいきなり作るには難易度が高いようなので、順を追ってスキルアップして行こうかという始め方でした。
とりあえず秋田市内の手芸店を駆けずり回り、レザークラフト入門書、端切れ革、菱目打ち、縫い糸、縫い針くらいの最低限必要なアイテムをゲットしました。近くにそういったお店が無ければ通販でも構わないと思います。
この入門書にはお世話になっております。
最近は作り方を紹介するブログなんかも多いですが、細かい技法などは本に頼った方が安心できる気がします。
そして、実際に入門書にも型紙が付いてくるので、そういったものを使えば楽には決まっているのですが、与えられたものをそのまま作るのに抵抗が生じてしまうひねくれ者なので、型紙を自分で作ることに。
型紙作成機能としてのCAD
フリーハンドで書こうかとも思ったのですが、今後、CADを扱えるようになっておいた方が良いに決まっているので、CADで描画することに決定します。まずここで大きな寄り道となります。
使用ソフトはJWCAD。2DCADのフリーソフトではこれしか考えられないレベルの有名なものかと思われます。
CADについては、やりたい事が明確なので、できる方法をひとつひとつ調べながら習得していきました。
まだ、レザーを触ってすらいない段階ですが、キーホルダー、おむすび型小物入れ、ポケットティッシュカバー、スマホケースの図面を描き上げました。そうしているうちに、CADにハマってしまうのですが、ここでは詳細を割愛します。
ようやくキーホルダー作成に着手
一段落して、キーホルダー作成に取り掛かります。
まだ作成の流れがよく分かっていないので、不手際も多かったですね。
・A4用紙にCADで作成した型紙を印刷。
・用紙を切り抜き、厚紙に張る。
・厚紙を切り抜く。
※これに関しては、直接厚紙に印刷すれば良かったんじゃね。と後から気付きます。
・厚紙を革の上に乗せて針かなんかでケガキます。
※制作後に慌てて撮った写真なので、革の色が完成品と違うのはご容赦ください。
これも銀ペンなんかがあれば作業は楽なんでしょうが、有り合わせで何とかします。作業小屋にタングステン鋼の超硬ケガキ針が転がっていたのでこれを採用。
革を裁断
カッターでOK。革包丁なんて高級品はありません。しかし曲面を綺麗に垂直に切るのって難しいですね。
・コンチョなんかを付けようかなと思っていたのですが割愛します。
こうなると外国貨幣でコインコンチョも自作したくなってしまう訳ですが、矢坊主とダイスが無い。これに手を出すかは検討中です。
・事前に買っていたキーリングに革を通してゴムボンドで仮接着。
ゴムボンドは手持ちのG17で問題ないらしい。
・縫い穴を開けるために下線を引きます。
ステッチンググルーバー?そんなチートアイテムは知りません。とりあえずコンパスで代用。しかしシックリこないのでディバイダーの購入を決意。
縫い穴を開けます
菱目打ちは3mm間隔の2連・4連を買っています。これを手持ちのゴムハンマーでガンガン叩きます。これはうるさい。早朝にはとてもできる作業ではない。ハンドプレス機の導入が決定します。
ロウ引き糸で手縫いします
針を2本使用する平縫いで縫い進めます。革を押さえながら2本の針を扱いつつ、綺麗に縫う。これは難易度が高い。革を足の裏で挟んで縫ってやろうか。などと思いながらも何とか終了。ここではステッチングポニーの導入が決定します。
・縫い糸をライターで炙って処理。
煙草を辞めて久しいもので、ライターが見当たらない。なんとか100円ライターを発見。
・コバ面を処理。
コバ磨き材、プレススリッカーは買っていました。本当はトコノールが欲しかったのですが、トコクリアという物しか入手できませんでした。成分はほとんど同じなんでしょうけれども。
完成
曲面がいびつだったり、縫い目がまばらだったりしますが、初作品の完成です。
キーホルダー。シンプルな制作ですが、レザークラフトに必要な技法がそれなりに揃っており、入門書の最初に書かれるだけのことはありますね。これを作ってみると、どういった道具が足りなくて何を買い足せばよいのか、どういう作業技法が苦手なのかが分かり、今後の制作の方向性が定まりますね。
私の場合は革細工専門店に行き、手頃なサイズのヌメ革と作業工具を揃える事。ハンドプレス機、ステッチングポニーの作成。これらが目下の課題となりました。次はその辺りをご紹介したいと思います。
ではまた。
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