試験はいよいよ明日ですね。
そこはかとなく立ち込める今更感の中、私の独断と偏見による資格の紹介やら今後の難易度などを書いていきますよ。来年受験しようかなー、くらいの方の参考になれば幸いです。
試験概要
まずは受験資格なし、これが大きいですね。私のような高卒のぺーぺーでも取得を志すことができました。
毎年の受験者数が20万人を越している人気資格でいられるのも、誰でも受験できる上に社会的評価がまぁまぁ高いからでしょう。
続いて合格率、例年15%前後をキープしています。その年の試験の難易度により、合格ライン点数を調整することによって調整していますね。
問題数は50問で、合格基準は前述の通り変動しますが、およそ32〜36点です。40点ほど取ると安心して12月の合格発表を迎えられます。私が受験した際は自己採点が35点で、発表まではとても生きた心地がしませんでしたね。
勉強方法
勉強方法として、私は日建学院に通っていましたが、独学で取得してしまう方も多いです。
ある程度の難易度がありますので、何から手をつけていいのか分からない方や、独学ではモチベーションを維持できないといった方にはスクールでの受講をお勧めします。
ただ受講費用は高いので、一発合格を目指す覚悟をしてから臨みましょう。
出題範囲
出題範囲は大きく4つに分類されます。
・権利関係
民法や借地借家法、相続など紛争解決に役立ちそうな知識です。初めての方には難解かと思います。
・法令上の制限
都市計画法や建築基準法など、関係法令ですね。細かい数字の暗記力が試されます。
・宅地建物取引業法
不動産屋さんが不正をしたりしないように定められた法ですね。因みに出題数が一番多いと思います。
・税その他
各種税金に関することや、統計、建物の構造、色んな分野から出題されます。
ゆっくり時間のある方は権利関係から、しっかり理解しながら順を追って進めましょう。最小限の時間で合格を目指す方は、業法と法令をマスターしましょう。
5問免除制度
また、5問免除という制度もあり、宅建業に従事している方であれば講習を受講することによって最後の5問を正解したものとしてくれるという太っ腹なものです。業界関係者の方は受講することで一気に合格へ近づきます。
この最後の5問には私も苦しめられましたからね。準備不足もありましたが、5問中2問しか正解できませんでしたよ。
名称変更と今後
今年から宅地建物取引士と名称が変わり、巷では今後の難化が予想される事が多いようですね。
個人的見解ですが、私は今後も大きく変わらないだろうと思っています。
合格率を絞ると合格者が減ります。合格者が減ると宅建業界全体でも取引士が減ります。
宅建業者は従業員のうち5人に1人、専任の取引士を置くよう定められているので、業界内の取引士が減ると法令違反が多発することにもなりかねません。
国がそれを望んでいるとは思えませんのでね。
今年から難しくなるので早めに取っておいたほうがいいですよ〜、などと言って大衆の不安を煽ると、スクール受講者や書籍の売上なんかが増えるんじゃないでしょうか。 以上、独断と偏見による資格紹介でした。
あまり周囲には惑わされず、1点でも多く稼げるように勉強あるのみですね。
明日受験の方も、来年度以降の方も頑張ってください。
ではまた。
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