損害保険募集人一般試験の難易度

保険一般試験の再受験(5年毎に必須)

先日、会社都合で損害保険募集人一般試験の更新試験を受験していました。
この資格は約12年前、私が社会人デビュー直後に取得したものでした。損害保険を募集する際に必須の資格で、昔は「損保募集人資格」だったり、「商品専門試験」などと呼ばれていたものです。2011年10月にそれらが統合されて今の損害保険募集人一般試験となっています。

募集人資格が、今の「損害保険募集人一般試験 基礎単位」
商品専門試験が、「損害保険募集人一般試験 自動車保険単位・火災保険単位・傷害疾病保険単位」
とそれぞれ分かれ、現在は4単位の資格として扱われています。

私が12年前に受験した際の商品専門試験は、「全種目業務2級資格」と呼ばれ、一回の試験で全種目扱えるもので、募集人資格と供に無期限資格だったと記憶していますが、2011年の統合時に5年毎の更新時再受験必須という縛りが加わりました。

試験概要

現在はCBT試験方式が導入され、ほぼ毎日試験が行われており、希望の日時を指定して最寄の試験場で受験が可能です。
受験手数料は1単位で1,900円、2単位で3,500円、3単位で3,700円、4単位で3,900円となります。

基礎単位は、50問の正誤問題で、1問2点として合格ラインは70点です。
ごく基本的な保険知識が問われます。

各商品単位は、20問で、1問5点として合格ラインは70点です。内容としては通常の正誤問題に加え、正誤組み合わせ問題が含まれてきます。
例えば、アとイの記述のうち、
A「アおよびイともに正しい」
B「アは正しいがイは誤っている」
C「アは誤っているがイは正しい」
D「アおよびイともに誤っている」
などといった具合に、4択問題にされているものも出題されます。難易度が跳ね上がっているようにも思われますが、こちらの商品単位は試験中にテキストを参照することが認められており、CBT方式の試験になってからは、PCの左側にテキストが表示されます。
次の問題に進む度にテキストの表示が表紙に戻るので、数問の間、イライラしながらマウスで高速スクロールをしていましたが、目次の項目をクリックするとそのページに飛ぶという事を途中で気付き、ちょっと恥ずかしくなりました。
「CTRLキー+F」で検索ボックスが出ないか試しましたが、流石に出ませんでしたよ。。

いずれの単位も試験時間は40分です。4科目同時受験の場合は160分の長丁場ですが、連続して受験の際は、ひとつの単位が終了した時点で次の単位に移れます。しかし後戻りはできませんので注意を要します。

解けなければ社会人失格という恐怖

肝心の難易度ですが、社会人になって間もない頃、当時の上司からは「こんな試験は常識の範囲内で解ける、逆に解けなければ社会人失格だ」と言われ戦々恐々としたものです。取り急ぎテキストを斜め読みして模擬試験を解くとギリギリ合格ラインだったなという記憶があります。全くの無勉強では落ちるかも知れませんし、実際に周囲のスタッフでも落ちた話は多少聞きます。
テキストを持ち込む事が出来ない「基礎単位」が意外にも鬼門となる場合があるようですが、しっかりめにテキストを読み込めば一日でも問題なく合格できるはずです。
「各商品単位」はテキスト参照が可能なので、理解する事よりも、「テキストのどこに何が書いているのを把握する事」が重要です。時間をギリギリまで使って解けばこちらも問題なく合格できるでしょう。

勉強方法(勉強したら負けらしい)

勉強方法として、テキストは会社から支給されるはずですが、巻末に模擬試験が載っているのでそれを解くか、テキストの初めの方に記載がある、「学習サイト」の利用をお勧めします。テキストにIDとPASSが掲載されているので、ログインすると講義動画、練習問題、模擬試験などのコンテンツがあり、これらは至れり尽くせりの内容です。是非ともご活用ください。

私は今回4科目同時受験でしたが、勉強は前日に基礎単位と火災単位の模擬試験をさらっと解いてみた程度でした。
基礎単位が10分ほどで終わり、各商品単位に30分ほど時間を掛けたので、約100分で退室しました。
合格発表は試験後3営業日後の翌日という事で、私の場合は今日でした。無事に4科目合格できたのでホッとしています。

ではまた。

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