いよいよ作業も終盤です。
電気配線工事も換気扇の設置も完了しましたので、壁の内側に断熱材を押し込んでフタをしていきましょう。
目次
防音室DIYシリーズの目次です
1、本気を出して防音室を自作してみた
2、防音室とは。遮音と吸音の違いと防音理論編
3、防音室を2階に設置する場合の床面耐荷重について
4、防音と窓からの音漏れ、その対策について
5、防音室に望む性能と重量の折り合い、設計について
6、防音室の床パネルと浮き床工法について
7、防音室の壁パネル作成、床との接合について
8、防音室の天井パネル作成、壁との接合について
9、防音室の電源引込、電気工事について
10、防音室の吸気口、排気口の作成について
11、防音室の内天井、内壁張りについて ←今ここ
12、防音室ドアの作成、取付方法について
13、防音室のドアノブ取付、グレモンハンドルの作成について
14、自作防音室の完成と総評
作業工程計画
基本的には断熱材を隙間なく押し込んで、構造用合板を張り付けていきますが、順序的には、天井を張ってから、天井板を押さえる様な意味合いで壁板を張っていき、床面にグラスウールボードを敷き、その上にもう一枚、24mmの構造用合板を敷きます。
仕上げ工程としては、壁天井にグラスウールボードを全面張りと、床面はタイルカーペット張りを考えていますが、それらはドアが完成した後ですね。
天井張り作業
早速、天井から作業しましょう。
こんな感じです。グラスウール断熱材が思った以上にもこもこしていますね。袋にギッシリ詰まっている時は気にならないのですが、開封した際の膨張率には目を見張るものがあります。
下手に開けると断熱材の置き場に困るくらいの体積になります。
断熱材はカッターで切断し、良い感じの大きさにして天井の内側に押し込み、タッカーで止めつけていきます。タッカーは100円ショップのやつで十分ですね。天井での作業は常に上を向いているので、グラスウールや木片が目に入らない様に気を付けましょう。保護メガネがあると尚良いです。
収まったら天井板を打ち付けていきますが、電線が通る隙間や穴を開けておく必要がありますね。
天井側の施工が完了し、引掛けシーリングを設置したところです。後に照明器具を設置したりするので、下地位置は覚えておきましょう。
壁張り作業
続きまして壁面作業ですね。本来は間柱の隙間にも断熱材を充填しようと考えていたのですが、グラスウールが想像以上に膨らむ感じだったので諦めます。
頑張って押し込んでいきましょう。
電気配線の絡まない面の壁は既にフタをしてしまって差支えないですね。
そうですね。電気配線の絡む部分はちょっと面倒なんです。グラスウール断熱材に穴を開けて電線の被覆も剥がして貫通させておきます。
構造用合板側も最小径の穴を開けて通す感じです。
コンセント用の穴が1か所だけみたいな部分であれば簡単なのですが、2か所以上の穴通しが必須になる部分はちょっと難易度が上がりますね。
ちょうどこの面ですかね。ブレーカーを設置するのですが、2か所の穴を通す必要があるやつです。やや高所作業なのと、配線の長さに余裕はあまりなく苦戦しました。ケーブルに紐をくくりつけておき、事前にそれを壁に通し、位置調整しながら引っ張って通すみたいな感じでしたね。
その他の部分も着々と完了していきます。何度も言いますが、こんな作業の際、第二種電気工事士を持っていると大活躍ですよ。
照明設置も完了しました。丸型シーリングライトでないのは、比較的均等な光源とする為ですね。このタイプだと光の発生源が広いので陰になり辛い効果が期待できます。
これでようやく通電できますね。光あれ。
床張り作業
無事に明るくなった防音室ですが、床面にグラスウールボードを敷いて、24mmの構造用合板を敷きます。もう終わった写真しかありませんが、この合板の下には20mmのグラスウールボードが入っています。
グラスウールボードって結構な荷重に耐えられるんですね。乗っても跳ねても沈む感じはしません。
自室床面からこ構造は以下の通り。
防振ゴムで構造用合板を支え、その上にグラスウールボードが乗り、構造用合板で挟む感じ。2重浮き床としています。
下階への個体伝播音が最小限になれば良いなという考えですがどうでしょうかね。
内壁張りも終わり、部屋ができた感があります。
ただ、防音ドアに関しては、詳細設計も含めて全くこれからですね。
何となくは考えてあるんですよ。何となくですけどね。
次回は防音ドアの作成についてです。
ではまた。
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