PC名が長い
さて、約5年前に買った機種ですね。東芝の液晶一体型デスクトップPC、dynabook REGZA PC D713/T3JBですが、やたらとPC名が長くて検索するのも一苦労しました。似たような品番機種も多いんですよね。
取りあえずは概ね以下、D713ということで。
因みにD713には上位モデルなんかもありまして、D713/T7JB、D813/T8JBというものですが、CPU性能やメモリが大きかったり、画質が良いパネルとかそんな感じでしょうか。性能比較表はこちら。
因みに3年ほど前にWindows10がクラッシュして大変だった奴です。
スペック
そして、私が愛用しているD713/T3JBですが、以下のスペックでした。
・CPU インテル® Celeron® プロセッサー 1000M ※PassMarkScore 1678
・メモリ 2GB×2=4GB
・HDD 1TB(7,200rpm、Serial ATA対応)
詳しい事を言える立場じゃないですが、CPUが貧弱過ぎませんか。
前の記事で書いたDellの激安ノートPCに搭載のCPU Celeron J1800だってスコア1028ですってよ。
ほぼ変わらんではないですか。そもそも1000Mてノート用のCPUらしいじゃないですか。
5年前は、一体型だとスリムで省スペースで良いじゃん!なんて言って買ったのは私です。拡張性なんて改造でもしない限り必要ないっしょ!と思ってましたが、改造する羽目になったぞ!5年前の私に言ってやりたい。
D713 改造計画
正直、情報が少なくてバラせるのかは自信がないです。PCの裏ブタをパカッと開けるところまでは出来そうで、そこが開けばメモリー交換、HDD交換は可能な様子です。そこまでならアクセスしてよいと東芝公式HPさんも申しております。
ここから先、後には引けませんよ。
そもそもこんなページを熱心にご覧頂いていたら十分お分かりの事と存じますが、以下、自己責任でどうぞ。
作業開始
Amazonでポチってから次の日には到着しますもんね。早いっすよね。
私はブログの引越しで大忙しでしたが、昼くらいには届いていました。荷物軽い。これが18,000円かぁ。
20:00頃、ブログ引越しも終わり、そこから作業開始!
まずはHDDの余計なデータをNASなどに退避し、丸ごとバックアップを作成するのですが、この作業はブログ引越しと同時並行処理が可能だったため、終わっています。
この際、通常の方法でコピペしても無駄なのでクローン作製用のフリーソフトを使用します。「EaseUS Todo Backup Free」を使用するのですが、具体的な方法は、たびびとライフ様のページが詳しいので丸投げさせて頂きます。真に勝手ながらいつも大変お世話になっております。
あとは、本体に刺さっているUSBやらケーブル類を全て外して電源を数回ピコピコ押して放電。本体を画面下向きにして毛布などの上に寝かせます。樹脂ヘラなどを上手く使用して裏カバー1枚目を剥がします。硬めの爪がいっぱいありますので、折らないように慎重かつ大胆に。私はワイルドにもマイナスドライバーで剥ぎました。
一枚目のフタが剥がれた様子。メモリとHDDはこの状態からアクセス可能なので、そこまでしか触らない場合はここで終了です。お疲れ様です。
わたしはそうも言ってられないのでもう一段階剥ぎますよ。この時点で見えるビスを全て外します。DVDドライブも外して、ドライブ下にも隠れビスが数本。細かいので見逃しがちです。大きい方のビスも黒くて見逃しがち。全て外し終わったら、右下の辺りからマイナスドライバーを捻じ込みます。傷つけたくない方は樹脂ヘラで。反時計回りにぐりぐり、上に持ち上げる様な動作も加えながら爪を狙って外していきます。右上、左上の位置には両面テープでもついているのか、ねばねばゾーンがありますが気にせず剥ぎます。
完全に剥がれた様子がこちら。厚手のアルミフォイル状のものに覆われていて包み焼きを連想します。ココスの包み焼きハンバーグが恋しい。
メモリとCPUが隠れているエリアはビスを外してアルミカバーを剥がします。その際、本体にテレビのアンテナケーブルを刺すコネクタから配線が伸びていて、完全には取り外し出来ない感じになるので気を付けましょう。アルミのボックスを端に避けて、基盤を現します。
CPUとご対面、交換
写真は既にメモリ増設後ですが、下に見えている重なったものがメモリ格納部分です。基盤に触れる前には体内の静電気を逃がしましょう。何か金属のものに触れましょう。
以前、本当に静電気でメモリを壊したことがあります。
メモリの横のピンを外側に開くとメモリが斜めに跳ね上がってきますので、ゆっくり抜いて新しいものと入れ替えます。奥まで差し込んで下方向に下げるとピンで固定されます。
CPUは上の写真の中央、銅色をしたヒートパイプが伸びている先端部分に格納されています。ここもビスを緩めるとCPUクーラーごと、ヒートパイプが外れます。
遂にCPUとご対面です。
CPU左下に小さい三角マークがついており、これがCPUの向きを示しています。新しいものもこの向きで入れます。
外す際はCPU下部に見えるマイナスネジを反時計回りに180度回すことでCPUの固定が解除されてフリーになるので、その後にそっと外します。
CPU中央に見える灰色のコーキングみたいなやつ。これがCPUグリスです。既に硬化していますので、用意しておいた無水エタノールで拭き取ります。CPUと接触していたヒートパイプの裏面にもグリスの成れの果てがこびり付いているので、きれいに拭き取ります。エタノールで溶解させるようなイメージで丁寧に拭き取ったら、既存のCPUを基盤から外し、新たなCPUを基盤に取り付けます。
向きに気を付けてください。ピンが全て穴に入るとストンと治まるような感覚がありました。
マイナスネジを時計回りに180度戻してCPUを固定し、CPUグリスを同じ位置に塗り付けて、ヒートパイプを再固定。アルミのカバーを戻してしまいましょう。
因みに付属のCPUグリス。いかにも中国製で、大きさは寿司わさびのパックと同じくらい。
注射器型のアレじゃないんですね。無料なので有難く使用させていただきました。
ゆっくりSSD換装、ミス発覚
気を遣う基盤いじりも終わったので、あとはゆっくりSSD換装でもやりましょう。
HDDを本体から外すのですが、何やら大きい。
ッ!サイズを誤ったッ!
3.5インチHDDなんですね。てっきりノートと同じ2.5インチだとばかり考えていましたよ。まぁ金具の位置は2.5インチ用も想定しているようで、組み替えれば使用可能です。ただ、2.5インチSSDを本体金具に固定するビスが足りない。
固定したい場合、こんなのを事前に買っておくと良いのでしょうね。
まぁ持ち運ぶものじゃないし、ぶらぶらしててもいいや。
私はこれにアルミ箱をそっと被せて元に戻しました。動かすと中でカタカタ動くのが分かります。問題ないと思います。
完成、効果のほどは
組み上げて電源を入れましたら、何の問題もなく立ち上がりました。SSD換装後の立ち上がり速さには感動しますね。
はじめましてCore i5。スコアが3倍というだけの事はありますね。動作がサクサクする様になりました。今までカクカクしていた、一部のツクールMV製のゲームもヌルヌル快適に動作します。
メモリは相変わらず良くわかりませんが、ヌルヌル動作に一役買ってくれているのでしょう。
総括
CPUにアクセスするには、難易度高めなカバー外しが必要ですが、メモリ、HDDは比較的簡単に交換可能なので、起動速度だけでも高めたい場合は特にSSD換装をお勧めします。
SSD固定用のビスを用意するのは忘れずに。
ではまた。
コメント
国家資格マニア ぬっぺふほふの日記
管理人様
お世話になっております。
イーザスソフトウェアでございます。
突然のコメント、失礼いたします。
御ブログで弊社の製品をご紹介頂きまして感謝しています。
この記事を拝読した後、ちょっとお願いしたいことがございますので、連絡させていただきました。
より詳しい内容を読みたい読者様のために、お手数ですが、製品名EaseUS Todo Backup Freeへ下記の公式ページをアンカーテキストにて貼り付けて頂けませんでしょうか?
https://jp.easeus.com/backup-software/free.html
お忙しい中ご無理申し上げまして大変恐縮でございますが、ご検討頂けば幸いに存じます。
どうぞよろしくお願い致します。
イーザスソフトウェア様
いつもお世話になっております。
コメントを頂きありがとうございます。
誠に勝手ながら紹介した挙句、アンカーしていないなど配慮に欠けており申し訳ございませんでした。
お詫び申し上げるとともに、記事を修正させて頂きますので、ご確認のほど宜しくお願い致します。
この度は、良い製品をご提供いただいていることに改めまして感謝申し上げます。