スマホを買い替えた際など、microSIMを抜いて新しいスマホに挿そうと思ったら新しいスマホ側がnanoSIM対応だった場合など、カットして調整せざるを得ないケースって結構ありますよね。
私は楽天モバイルユーザーなのですが、正規の方法でmicroSIMからnanoSIMに変更してもらうとなると、まずどこに連絡したら良いのか調べなければいけない、手続きが面倒だし、変更手数料が掛かったり、届くまで日数を要したりと、良いことがありませんね。
そもそも携帯ショップに行った記憶がここ10数年無いので、もし来店して即日対応OK!みたいな感じの時代になっていたらすみません。その辺は疎いもので。
できるだけ経費を掛けず、最短で使用できるようにしたい。そうなるとカットするしかありません。
過去2回ほど実践した状況詳細
私はこのケースに2回ほど遭遇しており、2回とも自分でカットするなりして使用していますが、今のところ不具合は全く出ていません。
1回目:iPhone4sから、iPhone5sへの移行
スマホデビューをしたのが約5年前の2015年だったと思われます。大手三大キャリアに月額何千円をも上納するつもりはなかったので、SIMフリーのiPhone4sをヤフオクで落札します。同時に楽天モバイルにデータ通信SIMを申し込みました。iPhone4sはmicroSIMですね。
そしてSIMを入れて設定するのですが、どういう訳かモバイル通信が上手くいかない。いくら設定を弄っても電波を拾わない。しかしSIMは読み込んでいるらしい。。調べた結果、iPhone4sは4Gに対応しておらず、楽天モバイルは当時4Gしか対応していない。よってiPhone4sは使えないという事が判明します。
即日、ヤフオクでiPhone4sを転売せざるを得なくなり、手数料分の損をします。その後、iPhone5sならば問題ないという情報を得たので、とある筋からdocomoのiPhone5sを入手。楽天モバイルは当時docomoの通信回線網を借用していたのでdocomoのiPhone5sならば使用可能らしいですね。
そして、iPhone5sはnanoSIM対応なのです。SIMの再発行手数料は当時4,000円くらいでしたでしょうか。既にヤフオクで損もしているのでこれ以上の出費は避けたく、SIMカットを敢行しました。
2回目:ZenFone Goから、ZenFone Liveへの移行
これは純粋な買い替えですね。義理の母のスマホの調子が悪くなったそうで、つい最近買い替えてデータ移行などを行いましたが、これもまたmicroSIMからnanoSIMへのサイズ変更が必要になりました。
カット方法と注意点
過去2回とも、カッターでザックリいくスタイルで行っています。ただ、フリーハンドでは無理なくらい、0.1mm単位のサイズ調整が必要なので、こちらのページのカッティングガイド(A4サイズのほう)を使用させて頂きました。PDFをダウンロードして、A4用紙に100%の倍率で印刷しましょう。
microSIMを印刷された枠に重ねてみて、ジャストサイズなら問題ないです。どうも違う場合は印刷設定を見直してください。
セロハンテープで固定するのですが、その前に背面に両面テープを張っておくと更に安定性が高まります。できれば金属製の定規を使用して、ガイドライン通りにカッターを当てて行きます。
どちらかというと、切り過ぎる方が不味いので、気持ち大きめにカットし、後ほど削って調整するくらいの気持ちで臨みましょう。
一度、軽めにケガき跡を付けるように引いた後、強めの力で床面に押し付けるような感じで、カッターを少しづつずらしながら押し込んでいきましょう。一気に引いて切ろうとすると、ほぼ間違いなくテープの粘着力が負けて、ガイドラインからSIMがズレると思われます。
金属部分を無理に切っていくため、カッターの刃こぼれも進みます。惜しみなく刃を折って切れ味を保ちましょう。切断が終わったら、バリをやすりか何かで落としましょう。
このままスマホに装着できれば問題ないのですが、厚みの問題が出る場合があります。
microSIMより、nanoSIMの方が若干薄くできている様で、そのままでは収まらない場合があります。私のケースでいくと、iPhoneには無理やり収めましたが、Zen phoneには収まりませんでした。
私はレザークラフトを嗜んでいたせいもあり、薄く削る道具には困りませんでした。
金属面に両面テープを張り付け、作業マットに固定し、やすりで少しづつ全体を削っていきます。均一に削るのにNTドレッサーが役に立ちましたよ。
そんな感じで、できるだけジャストサイズに合わせて収めて無事に使用できました。
何かの参考になりましたら。
ではまた。
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