防音室の電源引込、電気工事について

ものづくり

防音室の外周が概ね完成しまして、自室に大きな箱が出現したところです。
内壁を仕上げる前までに電気配線工事を完了させなければいけません。

目次

防音室DIYシリーズの目次です

1、本気を出して防音室を自作してみた
2、防音室とは。遮音と吸音の違いと防音理論編
3、防音室を2階に設置する場合の床面耐荷重について
4、防音と窓からの音漏れ、その対策について
5、防音室に望む性能と重量の折り合い、設計について
6、防音室の床パネルと浮き床工法について
7、防音室の壁パネル作成、床との接合について
8、防音室の天井パネル作成、壁との接合について
9、防音室の電源引込、電気工事について  ←今ここ
10、防音室の吸気口、排気口の作成について
11、防音室の内天井、内壁張りについて
12、防音室ドアの作成、取付方法について
13、防音室のドアノブ取付、グレモンハンドルの作成について
14、自作防音室の完成と総評

電源の引込み状況

壁パネル立ち上げの際、引き込んでおいたケーブル類があります。


電源用ケーブル・TV同軸ケーブル・LANケーブルが引き込み済みですね。防音室内でTVなんか見ないとも思いますし、WiFiも届くと思っていますが、念の為というやつですよね。後悔先に立たず。
なので、その位置にマルチメディアコンセントが設置されることは間違いないです。

防音室に必要な電気的設備とは

どういった設備をどこに配置するのかは予め決めておく必要があります。後からコンセントが足りない!となっても隠蔽配線をやり直したりはしたくないのです。

まずは換気扇。これは設置することを決めていました。
あとは天井の照明器具でしょうか。まだ照明器具本体を用意していませんが、引掛けシーリングは付けておきましょう。
換気扇と照明に対応するスイッチと、あとはコンセントくらいでしょうか。2個口のコンセントは3箇所もあれば十分でしょう。足りなければ延長コードで間に合いますね。
これは不必要なのかもしれませんが、漏電ブレーカーも付けておきましょう。仮に落ちるにしても1階まで上げに行くのも不便ですし。まぁ落とすほどの設備を入れる事も無いのですが。

電気配線図の作成

これは手書きでも良かったんですが、せっかくCADを使えるので単線図、複線図を引いてみました。複線図を書くのは第二種電気工事士試験以来ですかね。


まずは単線図。引き込んだ電線から直ぐにコンセントへ電源供給するのではなく、ブレーカーを経由します。そこから各種機器類に配電する感じ。これを複線図に直しましょう。

背景を白にしてしまったので黒・赤・青の三種で表現していますが、接地側の線は赤ですね。何だか細かいルールは忘れがちなので、思い出しながらの作業でした。誤りがあったら申し訳ない。

電気工事開始

複線図の設計通りに、VVFケーブルを防音室の内側に配線していきます。ケーブルはステープルで固定します。ガンガン固定しまして、結線部分(複線図の破線丸印内の3箇所)は作業してしまいましょう。
下の写真はスイッチの絡む配線なので4箇所結線ですね。

ケーブル集合体の被覆を剥がします。

リングスリーブで圧着します。ケーブルの本数や太さによって圧着ダイスとリングスリーブの大きさが変わりますので適切な感じに圧着します。

圧着が完了しましたらビニルテープで巻いて、

ナイスハットを被せてビスで固定しておけば完了です。差込型コネクタを使用しても良かったのですが、買い出しをする際はまだ電気的設計が完了していなくて、何個必要か不明だったんですよね。リングスリーブは大量にありますからね。


ほかの部分も同様に処理します。


で、実際に通電するのはまだ先のお話しになりますね。
機器類を接続しないと電源引込ができません。これから断熱材を入れて、内壁を張って、機器類を設置してから通電しましょう。それまでは投光器の明かりで我慢です。

こんな感じでちょっと長めに配線を出しておいてひとまずは完了です。

次はその前に換気口類のサイレンサー作成ですね。概ねの寸法と構造は決まっているのですが、具体的設計はこれからでしたね。頑張りましょう。

ではまた。

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