昨日は試験お疲れさまでした。
受験当日
私は最終科目の財務諸表のみの受験だった為、9:30に試験開始でした。
受験当日は、さくっと一時間前には会場入りしたのですが、案内書きを見る限り、財務諸表受験者だけでも20人は居そうな気配。半年前に受験した財務分析の際には3人くらいだった気がするのですが。全国的には3月も9月も同じくらいの受験者らしいので、たまたまでしょうかね。
試験室には既に4~5人座っております。最終的な男女比的には9割方女性といった感じですかね。
試験開始、併せて自己採点結果
試験が開始され、問題を一通り眺めた限りではイケる感じがしました。
第一問を飛ばして、丁寧に精算表まで解き終わったのは、ちょうど一時間ほどで、第一問の作文も20分ほどで書き終え、10分ほど余った状況です。
私が消しゴムを使った際に、隣の方がイラっとして机を叩いた時には少々焦りましたが、終始落ち着いて解けた気がします。机を揺らして済まなかった。隣の淑女。
勝利を確信し一日を終えましたが、本日、解答速報が出たので自己採点を行いました。
第一問(配点20点)
費用配分の原則についての論述式問題
少々突っ込んだ内容だったので書きづらい面はありましたね。私自身は第一問の対策を全く行っていなかったので、ぶっつけ本番の状態ですが、何となくで三分の二ほどは書きました。点数は不明。
第二問(配点14点)
会計上の変更及び誤謬の訂正に関する穴埋め問題
これに関しては過去にも出題があったため、丸々暗記していたので無失点で通過しました。
第三問(配点16点)
純資産に関する正誤問題
純資産。大事な分野だなぁとは思っていたのですが、細かい論点がつつかれると全くお手上げでした。8問中、5問の正解でした。(失点6)
第4問(配点14点)
リース会計に関する仕訳問題
ファイナンスリースの所有権移転と、移転外の違いを問う問題でした。これは過去問で押さえておけば問題のないレベルでした。無失点です。
第五問(配点36点)
いつもの精算表問題
今回の精算表はいつもに比べると厭らしい出題がいくつかありましたね。
決算整理事項でいうと1番の減価償却費。いままでの試験では、なぜか機械を買ったのが約2年前の期首で、2回目の減価償却というのがパターンでしたが、今回は3回目の減価償却という設定。姑息な引掛けポイントですよ。ここは気付いたので突破。
次は2番と3番ですね。2番はまぁ、概ねいつも通りの有価証券問題です。いままでの試験ではなぜか有価証券の価値が上がり、評価益なんかが出るところですが、今回は価値が下がっている。
そして3番ではデリバティブの買建オプションが登場。しかも2番の有価証券の価格変動リスクをヘッジするためのもので、ヘッジ会計による繰延ヘッジで処理という新展開。
これはちょっと焦りましたよね。ただ、第20回試験の第四問で出題されたヘッジ会計の仕訳。これを完璧に復習できていれば解けるところ。なんとか無事に通過。
個人的に一番の鬼門となったのが7番の借入金返済利息。月割計算で金額は問題なく算出できるのですが、仕訳を行う勘定科目が出てこない。精算表に支払利息の項目を探すのですが、いくら見直しても出てこない。それらしい科目は「未払費用」これだけ。普通に考えると未払費用は負債で、支払利息が費用。そんな仕訳になる気がする訳ですが、支払利息が見つからない。
そこで未払費用の科目をそのまま費用として、借入金を増やすという謎仕訳に至った訳でございます。
その他諸費用に利息を突っ込み、未払費用を負債にするという正解ルートも脳裏を過ぎったのですが、迷った挙句、盛大に踏み外しました。
勘定科目の付替えミスなので、最終的な純利益や税額には影響しません。ネットスクール様の採点基準が正しければ、未払費用が正しく負債に計上されていないことから、ここは失点3点ですね。
以上、第一問を除いて、80点中71点!
罷り間違って第五問の採点基準ポイントが、その他諸費用の合計額や借入金の合計額に及んだとしても、追加失点の6点分くらいは第一問で補うことはできるでしょう。
合格見込み
ほぼほぼ合格見込みという事で、合格発表日まで寝て待つとしましょう。
毎回思うのですが、2ヶ月先の合格発表は長いですね~。論述問題の採点に時間が掛かるのは分かるのですが、もうちょい早く教えて欲しいところ。
今回、この試験に落ちたら、本気で日商1級の勉強を同時進行して、9月の試験ではオーバーキルしてやろうかと思っていましたが、なんだかんだで受かりそうな気配なので日商1級案はこのまま立ち消えそうですね。
日商1級を取って税理士に向かうのも面白そうではありますが、血反吐を吐きながら10年近く勉強して、やっとの思いで税理士になった頃には、AIが税金を自動計算していそうな未来が見えるので、そちら側に飛び込むのを躊躇いますね。
AIは冗談にしても、税理士になったら人生安泰なんてことは無いでしょう。そこから実務を積んで、信頼を勝ち得、営業力を磨いて独立開業。年収1,000万円に到達するのだって簡単な事ではないと想像できます。
そこへ至るまでに投じる金、時間、リスクを考えると、得られるものがそこまで大きいのかどうか。疑問を感じている部分は否めません。
ただ、自分の限界を知りたいという想いは残るので、国家資格マニアでいる事は継続しますよ。
次はどんな資格を目指そうか。考えながらワクワクしています。
ではまた。
コメント