ブログの方向性
最近は特にクラフトブログ化している気がします。カテゴリ毎にブログを書き分ける方もいるでしょうけれども、個人的にはどうも違う気がして、ここに一本で書いてしまいます。多趣味な資格マニアという事でご容赦ください。
コインケースの依頼
さて、社外で特に親しくさせて頂いている方からコインケースの作成依頼を頂きました。
コインケースは、以前に「三角おにぎり型」のスタンダードなものをCAD図面化していましたが、個人的に難易度が低過ぎてスルーしていました。
どういったタイプのコインケースが良いのかも指定なしだった為、とりあえず2種類試作してみる事にします。
1つ目は三角おにぎり型に手を加えたオリジナルデザインのものを。
2つ目はラウンドジッパー式のものに挑んでみたいと思います。
ラウンドジッパーは難易度も高く、最近は目標到達点の一つだと思っていました。できれば最終的にはラウンドジッパー式の長財布を作ってみたい。今回はその習作も兼ねて。
また、今後のデザインに幅を持たせるべく、今回は革の染色も実験的に取り入れたいと思います。
あくまで実験的位置づけなので、依頼主には試作品を持って行って、どういうデザインが良いか相談したいと思います。
おにぎり型に関しては、革を裁断して、バネホックを取付ただけのシンプルなものが多いですね。本体もフタの部分も正三角形なものがよく見られます。
今回、フタは斜めにカットして、染色・飾り縫いで仕上げてみましょう。
おにぎり型
全体にニートフットオイルを塗布しているので、生地は飴色に傾いています。フリーハンドでフタの部分だけ染色してみましたが、境界線がやや汚いですね。次回からは養生テープでも張ってみようかと思いました。
使用染料
使用した染料はプロダイ。鮮やかな発色と深く浸透して、染色後の革を硬くしないのが売りのアルコール系染料らしいですね。個人的には顔料みたいなもので染めるのには抵抗があるので、基本はこれを使ってみようと思います。とりあえず3原色とライトブラウンを買いました。
因みに旧商品名がオイルダイというので、検索する際はプロダイだとヒットしない可能性があります。
ラウンドジッパー型
次はラウンドジッパータイプ。
ラウンドジッパー式の小物を作る際は、木型を用いて菊寄せを如何に上手くできるかどうかに掛かっているらしいですね。
挑んでみましょう。
木型作成は糸鋸盤で楽勝です。型紙通りに切り抜けばアール部分も滑らか。
実際の制作は、外張りと内張りという感じに作り分けて、内張り側にジッパーを取り付けて、外張りと合わせる。というのが正解らしいのですが、どうも内張りに意味を見出せなくて、いきなり外張りに菊寄せするという暴挙に出ました。
うーん。とりあえず完成したものの、ジッパー部分が波打ってしまって、スライダーが上手く走らない。これは失敗ですね。
次は正しい作り方に習います。
失敗
デザインとしては部分染色を施したり、クロスステッチで飾り縫いをしてみたりと、遊ばせてみました。
渋くて走らないジッパーも慣れればギリ使えそうです。依頼主に見せた後は自分で使っても良いかなと思います。
ここまでレザークラフトの入門書と、ネットによる集合知を利用して戦ってきましたが、そろそろ厳しくなってきました。細かい技法が欲しくなってきます。3冊セットの技法辞典でも買おうかな。
ではまた。
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