世界一美味い毒キノコを食べてみた

グルメ

先日書いた記事の続きになります。

毒キノコ、テングタケを採った話

世界一美味いキノコとは

世界一美味いキノコは、マツタケでもホンシメジでもシイタケでもなく、テングタケですね。
これと似たようなキノコにベニテングタケがありますが、テングタケの方が毒性が強いそうです。
、、ということは有毒成分であると同時に旨味成分でもあるイボテン酸も多いはずなので、テングタケが最強です。
これはあくまで私個人の意見なので異論は認めます。

採取と情報収集

採取したての写真がこちら。これは萎びていたので廃棄しましたが。
DSC_2255.JPG

そして、いざ食べる前には入念に情報収集、整理を行いました。
仮にも毒キノコですから、取り返しのつかない中毒を起こしてはいけません。
よく似た外見で一方は食べられるけど、もう一方は毒みたいなやつもありますので。
例えば、クリタケ(食用)とニガクリタケ(毒)とニガクリタケモドキ(食用)みたいな。
もはや何が何だか。

こういった角度から調べを進めると、やはり似た種類のものがあるようです。
テングタケ(毒)、イボテングタケ(毒)、テングタケダマシ(毒)。。
まぁいずれにせよ毒ですよね。
しかもテングタケとイボテングタケは、その道のプロでも見分けるのが難しいようで、近年までどちらもテングタケだと思われていたそうです。
ただ、イボテングタケはかなり大きく成長するらしいので、今回採取したものはテングタケと思われます。

有効成分

そして気になる有毒成分ですが、ベニテングタケの約10倍は含まれているという情報もありました。
ベニテングタケの致死量は10~20本ほどのようなので(曖昧)、テングタケは丸々一本食べると昇天する可能性があるのでしょうか。
中毒症状に嘔吐が入っているので、死を迎える前に嘔吐⇒緊急搬送⇒胃洗浄で一命は取り留めそうですけれども。
いずれにせよ嘔吐するほど気分が悪くなるのも嫌なので、食べる量は最小限にします。
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小ぶりなテングタケの傘を1/4ほど。

調理開始

調理方法は素材の味を十分に堪能するため、極力シンプルに。
フライパンで両面焼きをして岩塩を少々。
口に入れると、想像以上の破壊的な旨味に襲われました。
誤解を恐れずに例えるならば、味の素の塊を口に放り込んだような感じ。

違法物ではありません。しかし注意しましょう

ここで再度確認ですが、現時点では食べても法に触れません。
テングタケ≠マジックマッシュルーム

食後、これといって気分の悪化などは無く、無事生還しました。
ただ、食べた日のすぐ後にテングタケ中毒のニュースがあったらしく、周囲からは過剰に心配されました。
皆様も毒キノコには十分注意しましょう。安易に口にしてはなりません。
ではまた。

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