3DプリンターBambu Lab P1S Comboを購入しました

ものづくり

お久しぶりですね。最終更新から2年半ほど経過してしまいました。もはやブログの書き方さえ忘れてしまうところでした。仕事に忙殺されて心がダメージを受けていた様子ですが、様々な趣味を通じて回復してきた気がします。持つべきものは趣味ですね。何より制作意欲が湧いてくるということは全快に近い気がします。

3Dプリンターの現時点での実力

話が逸れましたが買いましたよ3Dプリンター。買ったところで大して作るもの無いんじゃないかとか、印刷時間が掛かりすぎるだろうとか、うだうだ考えていたんですが今一度現時点での能力を調べなおしてみることにしました。
2013年に3Dプリンターブームみたいな話があって、何度か検討していたはずなんですよね。そのころに比べるとえらい高速印刷が可能になっているみたいです。2015年にCreativeTools社が作成した3DBenchyという全長6cmの船のモデルがあるんですが、ブーム時の家庭用3Dプリンターでは印刷に1時間ほど掛かっていたそうな。
それが今の家庭用エントリーモデルでなんと約15分。このベンチマークを出力することに最適化している面も多々ありそうですが速度面はだいぶ進化しているようですね。
作るもの無さそうという問題に関してはここを見たら吹き飛びましたね。Bambu Lab社のメーカーワールドというページなんですけど、世界各国の凄腕デザイナーたちが無料で公開している魅力的な3Dモデルがわんさか。これをスマホ画面ひとつでちょんちょんタップすると印刷できるというじゃないですか。これはもう買うっきゃない。

3DBenchyの図

Bambu Lab P1S Combo

先ほど紹介したメーカーワールドの件もあったのでBambu Lab社のプリンターにしようと思い、最初はA1miniにしようかと考えます。ちょうどキャンペーン中で3万円切るくらいの価格帯。
ただ調べを進めるうちに、エンクロージャーという外箱も当然ながら保温等の目的であったほうがよさそうだし、AMSという多色印刷用の自動供給システムも必須だなと考えます。できればAMSに保温乾燥機能までついてれば最高なんですがこれは難しそう。他社のものも検討しましたが全ての条件を満たすものはあまりなさそう。
完全に予算オーバーですがPS1Comboになりました。
これは致し方ない。フィラメントという樹脂の糸状の素材も5色ほど購入し16万ほど。

何を印刷するのか

最近趣味でクライミングを始めたんですね。最初はリードクライミングやりたいなーなんて思っていたんですが、一人じゃできないんですよね。そんなこともあって2年近くボルダリングにどっぷりはまってます。それはもう自室空きスペースの壁天井に全てクライミングウォールを貼ってしまうくらいには。
そうです。クライミングホールド。新品で買うとなると海外メーカーから個人輸入みたいな話になって非常に高額。国産メーカーも少ないし、入手手段が結構限られるんですよ。
自分で印刷してしまえば好きなシェイプをいくらでもゲットできますね。
下の写真では黒い1本指用のポケットホールドが印刷物です。フリクションも悪くなく、十分実用的。

あとはニッチなアート作品とか。「メンガーのスポンジ」とか「クラインの壺」オブジェなんてなかなか手に入りませんからね。

最後に何より、自分で設計したものが出力できる。これに尽きますね。3Dモデリング技術なんかはほぼ皆無ですが、イチから設計したものを手にできるってのはクラフター魂に火が付きますね。一時ハマっていたレザークラフトにも通ずる感じがします。簡単なものでも構わないのでとりあえずじゃんじゃん設計してみましょう。

実際に印刷したものたち

上に挙げた例以外にも相当印刷しましたね。まだ買って1ヶ月ほどですが、ほぼ休みなく働いてますね。小物入れとか花瓶とか、使わないのに印刷してしまったものも多いです。無駄なものに囲まれて暮らすのは好きなので。
特に多く印刷したものといえばフィジェットトイの類ですかね。一般的に流通しているものだとハンドスピナーが有名ですね。指先で遊ぶだけの単純な玩具的なもの。

右下のオレンジ色に見えるものは、布のような手触りの玩具。鎖帷子のような構造ですね。
その他は歯車回転系です。これらの凄いところは組み立て不要というところ。全て印刷した瞬間から機能します。

あとはdummy13という全身可動人形。これも凄い。何が凄いってこのクオリティのものを無料で公開した上に販売しても良いというところも凄い。実際に販売されたらしく、100円ショップでの目撃情報もある様子。

サイレントヒル未プレイなのにアレですが、オープンソースなので色んなデザイナーが思い思いのモデルを作成公開しているので好きなキャラクターや武器、ポーズなどが思いのまま。

自分で3Dモデリングできなくても、存在するデータを印刷するだけで楽しくてしようがない。
ただここで終わるのは非常にもったいない。3Dプリンターは日常のちょっとした不便を解消できるポテンシャルを備えた家電みたいなものだと思います。
ちょっと頑張って3Dモデリングもやってみましょうかね。

ではまた。

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