有毒植物、藤の実を食べてみました

グルメ

有毒植物、藤とは

フジという植物の事です。つる性の植物で、他の木に巻き付いて成長する習性があります。
公園などには藤棚と呼ばれる、木製の柱と棚を用意し巻き付かせることで心地よい日影が生まれます。
4月から6月頃には開花時期を迎え、辺りいっぱいに甘い香りを漂わせていますよ。

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写真は著作権フリー素材を拝借しました。藤棚はこんなのです。

初夏には実を付けます

開花時期を過ぎると、そら豆に似た豆が大量にぶら下がっている様な光景と出くわすようになります。
小学生の頃は夢中でこれを集めて遊んでいました。
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こんな豆です。表面がふわふわした短い毛で覆われており、何とも言えない触り心地です。
大量にぶら下がっているにも関わらず、誰も関心を示していないので不思議に思っていました。
最近知りましたが、この豆、食べられるそうですね。

有毒成分ウィスタリン

ただ、ウィスタリンという成分を含んでおり有毒です。死ぬような毒ではなく、食べ過ぎると下痢・腹痛などが現れるようです。銀杏みたいなイメージですね。有毒成分は全く違いますが。
少量ならば実際に食べている方も一定数いるようなので、早速食べてみましょう。

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豆を剥くとこんな感じ。

調理開始

今回も素材の味を最大限に味わうため、シンプルな調理法で。
乾煎りし、粗塩を少々まぶします。
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枝豆のような旨味と、ほのかに藤の花を想わせる甘い香りが広がります。
これはなかなか美味い。

大事を取って3粒ほど頂きました。
翌日、ややお腹が緩かった気はしますが無事でした。
来年も藤の実を見かけたら食べようと思います。
季節を感じられる良い食材に出合えた気が致します。
ではまた。

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