10kmマラソンで忍術を使用

マラソンとの出会い

私がマラソンと出会ったのは昨年の始め頃でした。
上司がマラソン趣味ということもあり、半強制で10kmマラソンの参加が決まります。
それまでオフィシャルな場では、高校の時に体力測定か何かで参加させられた1,500m走以上の距離を走ったことがない状態です。走るのは短距離も長距離も苦手意識がありましたね。
ただ、参加するからにはある程度の記録は残したいという思いもあります。
幸い本番までは2ヶ月ほどありましたので、目標を1時間以内の走破と決め、体力作りを開始しました。

練習開始

とりあえず自分の立ち位置を測るため、どのくらいの距離を走れるのか試してみました。
その時はルームランナー上でしたが、5kmも走れずにバテることが分かります。先が思いやられました。
何が悪いのかを検証した結果、呼吸法とフォームが定まっていないことに気付きました。

二重息吹(ふたえのいぶき)

呼吸法を意識せずに走っていると、どうしても浅く短い呼吸になってしまい、酸素補給が追い付かずに息切れを起こす様ですね。
調べによると普通は、吸、吸、吐、吐と意識することによって深い呼吸を行うそうです。
ここで私は昔に何かの書物で読んだ、二重息吹(ふたえのいぶき)を思い出します。何かの奥義みたいですね。
これは忍者の走法と伝わっています。
多い時は1日に200kmも走ることのあった忍者が編み出した術で、吸、吐、吸、吸、吐、吸、吐、吐、という特殊なリズムの呼吸を繰り返し、苦痛を紛らわす効果があったそうです。
さっそく導入しました。私個人の思い込みによるプラシーボ効果も多分に含むと思われますが、効果は大きいです。
またフォームに関しては、走行中に体が左右にぶれたり、激しく上下に動いていたりすると体力のロスが多いそうですね。これは意識して姿勢を安定させていきます。最終的に頭の位置が変わらないように走り続けられるのが目標です。

これらを意識して週2回ほど練習すると、走れる距離がどんどん伸びていくのを実感しました。
練習序盤は、膝が痛くなったり、腕が上がらなくなったりしたものですが、それらは大体が筋肉不足によるものだったのでしょう。続けていくうちに気にならなくなっていきました。

そして本番

そうして迎えた本番は、10kmを55分で完走できました。
本番時の注意事項はまず、直前にトイレに行っておくことですね。走り出してから尿意を催すと集中できません。
また、途中で給水があると思うので、無理せずに飲んでおきましょう。
あとは直射日光には気を付けましょう。思いの外、体力を削られます。サンバイザーには助けられました。
そして、完走後には果物なんかを用意しておくと良いですね。ヘトヘトになった状態で食べたパイナップルが異次元の美味さでしたよ。

この後、続けてハーフマラソンに挑むことになるのですが、それはまた後で書きます。
ではまた。

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