消防設備士甲種4類を受験します(電工免除)

資格

受験まであと少し

来月半ばに受験を予定しています。昨年から受験することは決まっていました。
ただ、久しぶりに長めの期間が空いてしまったため、モチベーションを維持できずなかなか勉強を進められませんでした。
受験まであと2週間前、ここに来てようやくやる気が回復してきました。間に合うかは分かりませんが、出来る限りの対策は行います。

おすすめテキスト

テキスト類はこれらを買いました。

工藤氏の著書は間違い無いと信じています。

消防設備士甲種4類とは

この資格は、自動火災報知設備の工事や整備ができる様になる資格ですね。
甲種に関しては受験資格が定められているので、これを満たさなければ受験できません。
受験資格は大きく分けると、国家資格によるものと、学歴によるものがあります。
学歴によるものは、主に工業系の高校や大学を卒業しているかどうかですね。
国家資格によるものでは、電気工事士や無線従事者、建築士だったり、乙種消防設備士の資格を得た後に2年の実務経験で認められるなど、比較的幅広いです。
詳しくはこちらから公式ホームページをご参照ください。

学科試験一部免除と作戦

また、電気工事士等の場合は試験の一部免除があります。
ただ、やはり注意点もあるので、一通り試験範囲を見ていきましょう。

・ 筆記試験
電気に関する基礎知識(免除可能)
全10問 電気工事士2種レベルの簡単な問題から、電気主任技術者レベルの難解なものまで幅広く取り揃えているらしいですが、全体的に見ると簡単なものが多い様ではあります。ここ、全問免除可能です。

消防関係法令共通部分※
全8問 法令に関しては乙種試験とさほど難易度は変わらない様子。※他類の甲種資格を所持していると免除可能ですが、必要無い気がします。

消防関係法令4類
全7問 不可避の範囲。自動火災報知設備の設置義務が発生する面積やら、感知器の種類、取付面の高さ制限など、覚えることが多くて細かいです。頑張りましょう。

構造・機能の電気に関する部分(免除可能)
全12問 火災警戒区域の設定や、感知器の設置基準など、非常に重要な内容ですが、免除可能です。ただ、ぬか喜びは出来ません。ここが免除になっても、後述の製図試験では必須の知識となります。

構造・機能の規格に関する部分
全8問 ここも不可避。感知器の動作原理や、受信機に必要な機能などが問われます。ここも実技試験と範囲が被るので重要ですね。マークシートの選択問題は解けても、記述となると、より正確な知識を求められます。

ここまでが筆記試験で全45問。合格基準は各科目の40%以上かつ、全体の60%以上正解であること。
それに加え、実技試験で60%以上の正解率が必要です。部分合格等はありません。

筆記試験は基礎知識、法令、構造の3科目があるので、免除をしない場合、
基礎知識は4問、法令は6問、構造では8問が最低条件で、全体では27問以上の正解が求められます。

電気工事士で免除をした場合は、
基礎知識が全問免除、法令は通常通り6問、ここまでは問題ありません。
構造については12問免除されるため、8問になります。40%以上とするには4問必要で、実質50%の正解率を必要とします。これはちょっとした罠ですね。気をつけましょう。
引き続き実技試験を見ていきます。

実技試験一部免除のデメリット

・実技試験
鑑別等(一部免除あり)
全5問 工事に使う工具の名称や、感知器の種類、受信機の検査手順、工事に使う電線の種類など、写真を見て答えよ。みたいな問題が多岐にわたって出題される様です。これもなかなか厄介そうなところですが、ここまでは乙種と同レベルの難易度ですね。因みに電気工事士で免除を行うと、ここの範囲で不利になります。鑑別の問1のみが免除になるのですが、問1を正解としてカウントしてくれる訳ではなく、無かったものとして他の問題のみを採点するそうです。
問1に関しては、工事に使う工具の名称を問う比較的簡単な問題が出題されることが多いので、ここを免除されても困るわけですよ。

免除のメリットとデメリット

、、ということで、電気工事士による免除によるメリットとしては、「電気に関する基礎知識」をスルーできることのみであり、他の科目では多少不合格リスクが高まります。気をつけましょう。
私は、電気の計算問題をおさらいするのが苦痛だったため、リスクを享受して免除コースを選択しました。

製図

全2問 最後の砦になる科目です。
電気工事士で免除された科目「構造・機能の電気に関する部分」の知識を総動員して、警戒区域を設定し、感知器の種類・個数を選択し、配線の本数を図面に記述したりする問題が出る様です。、、免除の意味が全く無い。
また、設備系統図の作成と、建物全体の配線の本数を計算させる出題も多いと聞きます。
ここを突破しなければ甲種は得られませんので頑張りましょう。

さて、ここまで書いておいてアレですが、私はまだ受かる気がしていません。
筆記は大丈夫かもしれませんが、実技がどちらもヤバい。間に合う様に詰め込みます。
ではまた。

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