日商簿記検定3級をCBT受験で取得してきました

資格

もはや2年近く前に取得することを決めていた日商簿記検定試験の件ですが、ようやっと3級を受験してきました。ここ数ヶ月、徐々にいろいろな方面のやる気が回復傾向にありますね。
クリエイティブな意欲も取り戻しつつあるので、中途半端な状態にしていたDIY防音室も内壁に吸音パネルでも張ってしっかり完成させていきたいと思っています。
メンタルヘルスって大事ですね。不調をきたすほど仕事なんかに追い込まれてはいけません。

簿記資格の難易度比較

さて、日商簿記検定3級ですがこれは他の簿記資格と比較してどのくらいの難易度になるのでしょうか。私が既に取得した建設業経理士資格などとも比較してみていきましょう。

※諸説あります。各受験者の主観により体感的な難易度も異なる様なのでご了承ください。

難易度の高い順に並べていきます

公認会計士
税理士(5科目)
税理士(3科目)
日商簿記1級
全経簿記上級
建設業経理士1級
日商簿記2級
建設業経理士2級
日商簿記3級
建設業経理事務士3級

どうやらこんな感じの序列っぽいですね。
とりあえず当面は日商簿記1級の取得を目指してみたいなと思っておりますが、難しすぎて全経簿記上級に逃げるかもしれませんね。いずれか取得すれば税理士の受験資格を得られるようなので、そこまでは踏ん張ってみたいなと。
公認会計士は難易度と取得後のメリットを天秤にかけるとコスパが悪いように思えますね。そこまでのリソースを捧げるならばもっと他の資格に捧げたいところ。

日商簿記3級の難易度

3級の難易度は比較的やさしめです。直近の試験合格率も約50%ほどで推移しており、しっかり勉強をすれば問題なく取得できるレベルですね。
出題傾向も大きく変更はないので、多少かじった事のある経験者であれば古いテキストや問題集を使用しても差支えないと思われます。初学の場合はなるべく最新版を使用することをオススメします。
必要な勉強時間としては約50~100時間ほどの様子ですね。
テキストでお勧めするのはTACの「みんなが欲しかった」シリーズですかね。これは読みやすさに定評があります。正直に申し上げると私は3級受験に際して中古の安いテキストを使用しましたが、2級は「みんなが欲しかった」シリーズを買っています。

実際の勉強時間

個人的には4年ほど前に建設業経理士1級を取得しているため、日商簿記3級はリハビリみたいな感じです。全く勉強しない状態で問題解いてみましたら67点、微妙に不合格。細かい仕訳や決算整理事項なんかは忘れてますね。このまま受験したら落ちてしまいます。
テキストをサラッと斜め読みして、問題集を1冊分しっかりこなし、過去問は4回分ほど解きました。正味3日ほど、勉強時間は10時間ほどでしたでしょうか。
そういえば見たことのない勘定科目も増えていました。クレジット売掛金。時代は進んでいますね。

模擬試験を事前に本番形式で経験しておくことも大事ですね。これに関してはCPAエクセレントパートナーズ株式会社様のページで無料体験可能です。これは大変ありがたいサービスでした。この場を借りてお礼申し上げます。2級受験時にもガッツリ利用させて頂きます。
私は模擬試験のみの利用でしたが、講義・教材等も無料提供して下さっているようなので、テキスト買わなくてもイケるかもしれませんよ。

CBT試験の詳細

CBT試験の申込自体は一般的な他の試験同様な感じですね。
日商簿記試験に関してはCBTだけではなく通常の筆記試験も並行して実施されているため、その期間はCBTが休止する様子です。
2022年11月時点での情報ですが、以下期間はCBT試験が休止です。
【対象期間】
・2022年4月1日(金)~2022年4月13日(水)
・2022年6月6日(月)~2022年6月15日(水)
・2022年11月14日(月)~2022年11月23日(水・祝)
・2023年2月20日(月)~2023年3月1日(水)

私も受験時期をちょうど11月中旬辺りで想定していたのでバッチリ被りました。ちょっと早めたんですが、空きが少なくて平日16:30からという絶妙な時間帯に受験する羽目になりました。試験終了時刻は退勤ラッシュです。受験は計画的にどうぞ。

当日の持ち物としては、身分確認証(免許証等)、マスク、電卓くらいでok。メモ用紙、ボールペンは貸してくれるし、受験票が発行されないので本当にこれだけでいいみたい。
駐車場の場所、公共交通機関のアクセスなんかは事前に確認しておいた方が良いと思います。

本試験の流れは以下のような感じでした。
・試験会場に到着し、消毒検温、簡単な説明を受けて待機。
・ログイン情報、メモ用紙、ボールペンを受領し席に着く。
・PCにログイン情報を入力し試験開始。
・問題を解き終わったら、終了ボタンを押すとその場で採点、結果が表示。
・結果画面を印刷して受領。ログイン情報、メモ用紙、ボールペンは返却。
・後日、印刷物のQRコードをスマホ等で読み取ると合格証書が表示される。

試験内容について

CBTの話が先行してしまいましたが、日商簿記3級試験としての内容は以下の通り。

試験時間:60分
合格基準:70点以上

設問と配点
1,仕訳問題 15問(各3点、合計45点)
一般的な仕訳問題。配点が最も高いので、ここを落とす訳にはいかない。最重要な部分。

2,補助簿、伝票等に関する問題 2題(各10点、合計20点、おそらく採点箇所が10箇所あり、2点の部分点あり)
様々な補助簿や伝票の穴埋め問題が出題される。全てを覚えるのは大変かもしれない。配点が微妙に低いので、ここは多少落としても他でカバーできます。

3,決算 1題(合計35点、おそらく採点箇所が12箇所ほどあり、2~3点の部分点あり)
貸借対照表&損益計算書、精算表、残高試算表の3種類ほどしかない為、全てのパターンはやっておいた方が良さげ。ここもなるべく落としたくない感じ。

最短勉強時間での突破を考える場合、仕訳と精算表を完璧にしておけばそこで80点確保が可能。多少落とした分を第2問でカバーする感じでいけば問題ありません。

2級、1級の受験を見据える場合、試験時間を半分、95点以上を目指せという目安があるみたいですね。ちょっと目指してみたんですが、40分くらい掛かるし94点という微妙な結果でした。因みに仕訳を1問、決算で1問落としたようですね。何を落としたのかは開示されないのでアレですが、何とも残念です。

とりあえず無事に合格していたので、その日のうちに2級テキスト、問題集をAmazonでポチっております。やる気の向いているうちに出来るところまでいってしまいましょう。

ではまた。

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