コロナ禍と呼ばれる時代の中、外食やら旅行にも心理的制限が掛かる感じが致します。
自宅時間を少しでも快適に過ごすために、最近はちょっと贅沢な家具家電類を物凄い勢いで買い漁っていました。その中でも一番、生活の質が向上したなと感じるのがウォーターサーバーでしたね。
どんなものかと言っても、ク〇クラさんや、アク〇クララさんなどが大変有名なので、存在自体は皆さんも知っていたり、使用したことさえあるんじゃないかなと思っています。
そんな中、私は本体を無償リースで入手した訳ではなく「購入」し、設置してみました。
一般的なウォーターサーバーの料金形態
各社様々な料金形態を用意しておられますね。ただ、一般的なところで見ていくと、ウォーターサーバー本体機器が無償リースで、メーカーが供給する専用の「水ボトル」を購入するスタイルがほとんどです。
実際の支払月額で言うと、12リットルボトルを2~3本ほど購入し消費すると、3,000~6,000円ほどではないでしょうか。
この水代には当然、機器本体の代金を回収するための金額も上乗せされていますよね。
本体も無料だし、メーカーによってはメンテナンスも無料だったりする場合もあります。ただ、その分の料金は見えないところでキッチリ回収されている、という事は考えておくべきです。
メーカー側からすると、せっかく成約に至ってもすぐに解約になったり、水の購入量が少ない顧客も当然いる訳で、そういったリスクも含めて回収して利益を上げなければならない。そうなると、この水代は相当に高額であると言わざるを得ません。
ただ、定期メンテナンスのお陰もあって、水の安全性などは抜群であると申し添えておきます。
月額は全く気にしないから、むしろ安全を買いたい。そんな方は是非、私の様にひねくれず素直に、この方式で契約された方が良いと思います。
購入を考える場合のメリット、デメリット
まず、ウォーターサーバーという物を、購入できる形でプランを用意しているメーカーがほとんどありません。独自に調べた感じでは、プレミ〇ムウォーターさんでは購入できそうな感じがしないでもないんですが、ウォーターボトルを自前の物に交換できるか。または付属のボトルに水を自分で入れる事ができるのか。この辺の情報が少なすぎて断念しました。見た目は凄く格好いいんですがね。残念です。
大手メーカーさんでは特に、本体購入を推奨していない様子です。
購入のメリット
・「水」を購入しなくても良い
ボトルに自分の好きな水を入れられるとすると、自分で買ってきたミネラルウォーターを入れてもいいし、何なら水道水だって構わない訳です。固定で掛かる月額を大きく押さえられます。これが最大かつ唯一のメリットですね。
購入のデメリット
・故障した際の修理依頼が難しい可能性あり
購入先が大手メーカーではない場合、故障して修理を頼もうと思ったら、メーカーが既に無いなんていうことも十分に考えられます。
・衛生面にやや不安が残る
大手メーカーの天然水は、ボトル使い切りなので衛生面はバッチリですが、自分で水を補充して、、となるとこの辺の信頼性が揺らぎます。ボトルに入った水の中でサルモネラ菌などが繁殖して食中毒に!
購入式を選択する場合、そんなリスクは享受して臨みましょうね。
これらのデメリットを十分に考えた上で、無理だなと思う場合は素直に大手メーカーさんのウォーターサーバーでご契約をオススメします。
アクアクララと契約する場合の料金形態など
実際に大手メーカーさんの料金形態を一例として記します。※2020年7月現在。
アクアクララさんの料金形態は非常に分かりやすいですね。10%消費税込みで表記します。
・契約金、本体料金は0円
・ウォーターボトル代、12リットルボトルで1,320円、7リットルスリムボトルで990円。
・あんしんサポート料、1,100円~(機種によって金額は異なるが、最もシンプルな機種、アクアスリムで1,100円)
以上です。
あんしんサポート料というのが気になりますが、初回設置や、2年に1回の専門スタッフによるメンテナンス、故障サポートを行うサービス料金といったところです。
先ほども述べたように、安全性、衛生面を最優先するのでしたら間違いなくお勧めできます。
例えば、赤ちゃんの粉ミルクを溶かすような用途であれば、断然こっちですね。
粉ミルクを溶かすのには70℃以上の温水である事が求められますが、アクアスリムのお湯は80~90℃なので、そのまま使用可能です。また、アクアクララさんの水は軟水に調整された濾過水なので、赤ちゃんのミネラル過多などの心配もない様子です。
夫婦+赤ちゃんの3人世帯。
12リットルボトルを月に4本消費する場合で、月額料金を試算すると以下の通りです。
・水代金:1,320円×4本=5,280円
・あんしんサポート料:1,100円(機種はアクアスリムとして)
合計:6,380円
これが安いのか高いのかは置いておいて、赤ちゃんのミルクを作るために3~4時間に1度、その都度お湯を沸かす手間を考えると、負担軽減効果はかなりのものがあります。
購入可能なウォーターサーバー比較
大きく分けて、ペットボトルを装着するような簡易式か、大手メーカー類似品の本格仕様。選択肢はこの2つになると考えられます。
私も初めは簡易式にしようかと考えていたのですが、ウォーターサーバーに求めるものは何なのか。自分に問いかけた結果、簡易式は除外されました。
具体的に申し上げると、
・温水を使用するのにタイムラグが生じるものも多い(ボタンを押してから10分ほど待つなど)
・冷水が冷たくならないものも多い(ほぼ常温?)
・内部タンクが小さい(冷水や温水をジャブジャブ使えない)
・口コミを見ると水が漏れてくるなどの不具合記載も多くみられる。
この辺から考えると、いざ設置しても使用する際にイライラするならば止めた方が良いなと思った次第です。ウォーターサーバーに求めるものとは、「いつでも美味しい冷たい水・熱いお湯が好きな時に出せる」ことですからね。
・ニチネン おいしさポット
ペットボトル専用 卓上 ウォーターサーバー 冷温水機 業務用 家庭用【送料無料・即納・代引き不可】 価格:8,800円 |
上記、「おいしさポット」は温水サーバーとして使用する分にはタイムラグなども無くて問題なさそうですが、やはり冷水は、ほぼ冷えない(10~15℃)みたいです。冷水タンクが620ml。温水タンクが650ml。この辺もやや物足りないと感じました。
水が冷えすぎていると嫌だとか、温水さえ出ればよい。また、量的にもお茶を飲むくらいだという方には寧ろお勧めです。
・ハーツMIZUAI B19
ボトル付き ウォーターサーバープッシュレバー 本体 床置き B19 省エネ機能・照度センサー機能搭載 価格:35,500円 |
私はこちらのウォーターサーバーを購入しました。申し訳ないことにも初めて聞いたメーカーさんでしたが、機能的には正にコレです。探していたモノです。※トップ画像はHPから拝借しました。商品紹介しているので見逃してください。
冷水2~8℃と結構キンキンに冷えます。温水も82~92℃で問題ないです。むしろエコモード搭載で、夜間や使用しない際には65℃前後まで温度を下げる事ができ、約50%ほど節電ができるそうです。
タンク容量も冷水3.2リットル、温水1.6リットルで万全。気になる電気代は月額で約660円ほど(ホームページより)らしいです。
大手メーカーさんのサーバーと比較しても遜色ない機能性ではないでしょうか。
やはり普通に購入すると30,000~50,000円くらいはして当然な機械だと思うんです。それが無料でメンテナンスまでついて来るとなると、「水代」だけで月額5,000円前後も取られるのは致し方なかろうというところです。
仮にですが、先に紹介したアクアクララさんのアクアスリムを契約し、一切水を頼まずにあんしんサポート料金だけ払い続けたとします。(それが許されるかどうかは別として)
1,100円×12ヶ月×3年=39,600円。
3年でB19の購入金額を超過します。もうこれは買うしかない。そんなことを考えながらポチリましたよね。
購入式の運用方法と美味い水のススメ
私は最近、DIYで自宅のキッチンに浄水器を生やしたので、美味い水が蛇口をひねるだけで手に入ります。これを付属のガロンボトルにじゃぶじゃぶ入れて、サーバーに設置するだけ。
これが最強の運用方法だと考えています。ランニングコストは電気料金、水道料金、あとは年に一度交換する浄水器カートリッジくらいのものでしょうか。それだけでストレスフリーな美味い水を楽しめます。
2リットルの重たいペットボトルをスーパーから大量に買ってくる。はたまたスーパーから謎の水素水を何本も汲んで家に持って帰る。そんな憂鬱な定期イベントから解放される訳ですね。浄水器も本当にオススメです。
冷水を飲むにも、貴重な冷蔵庫のスペースを2リットルのペットボトルに占領されずに済みますし、お湯を使うのも、やかんやら電気ケトルで沸かす時間が節約できます。
そもそも、美味い冷水が何の苦労も無く飲めるようになったので、冷水を飲む頻度が急上昇しました。
ここ数年、私が家に帰ってからメインで飲むものの変遷を記します。
コカ・コーラ ⇒ ゼロコーラ (血糖値を気にし出したため)
ゼロコーラ ⇒ 炭酸水 (浄水器&炭酸水作成装置を導入したことによる変化)
炭酸水 ⇒ 冷水 (今ここ!水が美味い!)
なんかもう水で良いんじゃないかという結論に至りましたよね。糖分を初めとして、カフェインもそうです。何かしら入っていると体には良くないのでしょう。水最強です。
普段、ただの水なんて飲まないような方でも、何気なくラーメン屋さんに入って、セルフの冷水器で水を汲んで何事もなく飲むじゃないですか。あの感覚ですね。美味い冷水は誰しも飲むんです。
購入式の注意点
購入し、使用して1ヶ月ほどでしょうか。
今のところ特に問題もなく美味い水を飲んでいますが、デメリットの項でも話しておりました通り、衛生面には最大限の注意を払わねばなりません。
特に、浄水器を介した水は塩素分も抜けた状態の純水に近い状態になっています。
水道水になぜ、塩素が入っているのか。その答えは病原性微生物を死滅させるため。となります。
その塩素が抜けた状態の水を、室温30℃の状態でボトルに入れておく危険性。ゼロとはいきませんね。12リットルのボトルを満水の状態にしてしまうと、空になるまでに1週間近く掛かるのではないかと思われます。夏場に1週間もの期間、常温に放置した水は恐ろしくリスクがあります。
そこで私は少なくとも3日で飲み切れるほどの量しかボトルには入れないようにしています。ボトルにして半分弱でしょうか。こまめに入れる手間は掛かりますが、蛇口をひねって入れるだけですからね。
あと、何度かに一度は空のボトルも殺菌しましょう。付属のボトルはポリカーボネート製なので、温水殺菌が望ましいですね。こればかりは電気ケトルなどで沸騰させた熱湯を入れてじゃぶじゃぶ振ってみましょう。エタノールでの殺菌は対ポリカーボネートには宜しくないと考えられます。クラックや破損の原因になりかねません。
なお、ポリカ製のボトルから有害物質の「ビスフェノールA」が溶け出している。なんて話もありますが、この辺は気にするとキリが無いので考えないことにしています。
その他の注意点としては転倒防止ですかね。標準で転倒防止用の壁付け部品と紐が付いてきますので、設置面の壁に固定しましょう。本体上部に12リットルものボトルが乗りますから、子供が引っ張ったら簡単に倒れます。気を付けましょう。
総括
安全性を優先するならば、大手メーカーの推奨通り機器無償リース型で契約しましょう。
コスト重視であれば購入式になりますが、安いもので満足できるのか、メーカー品レベルの物が良いのか検討しましょう。
購入式の場合は特に夏場の衛生面に気を付けよう!
冷水は美味い!
ではまた。
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