電子書籍を合法的に印刷する方法

資格

以前、1級建築施工管理技術検定のテキストを電子書籍で購入せざるを得なかった事を書きました。いよいよ実地試験の勉強しなきゃマズいかなという時期に差し掛かってきたので、重い腰を上げようと思うのですが、いかんせんテキストが電子書籍ではモチベーションが上がらない自分に気付きます。
なんだろう。感覚的な問題なんですが、テキストは紙が良い。PC画面は持ち運べないしスマホ画面では小さ過ぎる。かといってタブレットなら良いかと言うとそうでもない。やはり紙なんでしょう、テキストは。
書籍版を買い直そうかとも何度か考えましたが、そもそも売切れで手に入らないし、仮に購入できたとしても代金を二重に支払ってしまう事になり、何だか転売屋に負けたような気がするので抵抗があります。
必要な部分だけでも良いから、電子書籍を印刷する方法は無いだろうか。当然ながら、Kindleには直接印刷するような機能は付いていません。

私的使用のための複製

当ブログでは既に何度か登場しているはずの法律用語ですが、著作権法第30条第1項のやつです。
どうぶつの森のamiiboカードを合法コピーする際に振りかざした法律ですね。
ややこしい説明はすっ飛ばしてお伝えすると、コピーした物を誰かに売ったりせずに、自分で使う分には構わないといったものです。
今回もこの法律を頼りにして、どうにか印刷する方法を探します。

KindleのAZWファイルをPDFに変換、これは違法?

この方法も一つの選択肢ですね。現在は様々なツールが存在するのでKindleのコンテンツ形式であるAZWファイルを無理やりPDFに変換することもできなくはない。
しかし、多くのAZWファイルにはDRMというコピーガードのようなものが掛かっているんですね。
このコピーガードを外す行為が違法の様子ですね。技術的には可能だったりします。
日本ではこのコピーガードを外すソフトの配布自体が違法とされているので、存在が許されませんが、海外ソフトならば可能であったりはします。
実際に逮捕されるのかどうかという部分は非常に微妙でグレーですが、いずれにしても危険な橋は渡れない。
さぁどうする。

スクリーンショットならばOK?

書籍を画面に表示することができるという事は、スクリーンショット画像を入手する事は容易いという事ですね。また、それ自体を制御するような動きは、Kindle側からは感じられません。
ならば、電子書籍の全てのページをスクリーンショットで撮影し、画像をトリミングし、印刷してしまえば、それはもう物理的な書籍なのでは。これはどうやら合法です。
しかしこれを全て手動で行うのは骨の折れる作業です。何とか簡単にできる方法は無いだろうか。

UiPathによるRPA(自動処理)で簡単に!

調べましたら同じような事を考え、プログラムを組み、それを無料で公開までしてくださっている方を発見しました。なんとありがたい。
かつひろ様のブログのこちらの記事です。
勝手にリンクしてしまって申し訳ございませんが、感動のあまりご紹介させて頂きました。

UiPathもRPA(Robotic Process Automation)も初めて触りましたが、これは素晴らしいですね。
個人利用が無料っぽいのもGoodです。
気の遠くなるような単調なPC業務なんかは全て自動化してしまえたらいいですね。自分が使いこなせるかどうかの判断もつかない段階ですが、これはかなりのポテンシャルを感じます。

気を取り直して、それでは早速作業をしていきましょう。
どうやるのかは、私が説明するのは全くおこがましいレベルで上記ブログに詳しく書いておられますので割愛します。
私の購入した電子書籍は259ページです。
私のPCで作業を行った体感的には、1ページあたり1秒ほどの高速で処理が進み、4分ちょっとでPNG画像が259枚出来上がりました。
これは素晴らしい。

あとはPNGファイルをPDFなんかにまとめて閲覧して良し、必要な部分を印刷して良し、煮るなり焼くなりどうぞ。

AZWファイルからコピーガードを外してPDFに変換した場合に比べると、どうしても画質の劣化は避けられませんが、自分で勉強に使う程度のものなので問題無さそうですね。

この技術のお陰で、明日からはしっかりと勉強を始められそうです。

ではまた。

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