レザークラフトでスリム型ペンケースを自作

ものづくり

3D作品が作りたい

レザークラフトも3作目ですが、ジッパーを使ってみたくなったり3D要素を取り入れてみたくなったので、ペンケースを作成したいと思います。我ら資格マニアには必需品とも言える試験のお供です。

設計方針

まずは制作の方向性を考えます。
・試験用なのでコンパクト、スリム、シンプルなものが良い。
・試験によっては直定規も持って行くので、20cm定規の入る長さ、太さが基準になる。
・ジッパーを使用してみたい。
・平面の折り畳み系ではなく、立体系ペンケースを作りたい。
・色は渋めが良い。(目立つ派手なものは避けたい)
ペンケースと言っても様々な種類がありますね。立体ものでも、複数のパーツに分かれる三角型。マチ部分で厚みを出しているラウンドファスナー型。裏面で縫って裏返して使用するタイプ。
今回はちょっと難易度が高そうですが、一枚革の裏返し型にしましょう。
早速、設計図を起こして作成に取り掛かります。

作成開始

・CAD図面は厚紙に直接印刷して切り取り抜きます。
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・型紙をレザーにあてがい、ケガきます。
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・ケガき線の通り、革を切り抜きます。
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・床面と、ジッパー取付面のコバをトコクリアで処理します。
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・長い直線部分にジッパーテープを縫い付けるので、菱目打ちを行い、ジッパーテープを両面テープで仮止めし、縫い付けます。繋がったジッパーを分離するのには抵抗がありましたが、作業効率を優先して一旦外して両側を縫い付けます。
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・縫い終わったら、銀面を内側に丸めてジッパーのスライダー金具を取り付けます。金具も裏向きになるため、コツと運が要ります。手先の器用さに自信が無ければスライダー金具は繋がったまま縫い進めるのが無難です。
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・筒状に丸めた端側を潰して縫い付けます。この時、深く考えないまま適当に縫ったので、後から大変な事になります。
※繋がったジッパーテープ部分は、端からほつれない様に革に縫い付けるなり、外れ止め金具を付けるなり、単独でグルグルに糸で縛ったり、適切に処理しておきましょう。
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・縫い付けた筒の側面。この穴も潰して、ジッパーの端が下を向くように押し付けて縫います。所により革が4枚ほど重なります。菱目を打つのも針を通すのにも苦労します。
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完成と思いきや・・

・4箇所の穴を縫い終われば、裏返して完成!となるところなのですが、ジッパーの端末処理が甘かったため、閉じたはずのジッパーの端が解れて大変なことに!ほぼ完成しているだけにスライダー金具を再度取り付ける難易度が跳ね上がっている!
…20分ほど格闘して、何とか復元できました。端はキチンと処理しておきましょう。
何度も裏返して戻してを繰り返していたので、作業中はずっとジョジョのC-MOONの事を考えていました。そう、エンリコ・プッチ神父、第二形態スタンドの4次元裏返し能力です。伝わりにくいネタで失礼します。
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探り探りの制作だったので、失敗も多かったですね。
裏返した後の端っこの形状なんかは想像もできなかったのですが、写真の通りムチムチした形状になっていて気に入っております。

イメージを形にするスピード

構想から完成まで4時間ほどでしょうか。CADのお陰でイメージを形にするスピードは間違いなく跳ね上がりました。
次は何を作ろうか。
スマホケースも作りたいんですが、土台になるポリカーボネートのクリアケースが割れちゃって、新しいのを買いに行かなければいけないんですね。しかも機種がiPhone5s。まだケース売ってるのかな。
ではまた。

コメント

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