ジョジョの奇妙な冒険
※これを知らない方には1mmも伝わらない記事で申し訳ございません。読み飛ばして下さいませ。
荒木飛呂彦氏のこの漫画は私の人生のバイブルと言ってもいいかも知れません。それほどまでに好きな漫画だったりします。
自宅書斎の本棚の最前面に鎮座しており、何度読み返したか分かりませんが、一番好きなのは第5部ですね。
特にブローノ・ブチャラティ氏を敬愛しています。
その影響もあってか、20代前半の頃は私服にジッパーを多用したものを着ることが多かったり、ピアスをジッパースライダーモチーフのものを装着することが多かったですね。
過去に一度だけ、「それブチャラティ意識っすね!?」と指摘されたことがあります。彼とは美味い酒が呑めそうだ。私は実際に酒は全く飲めませんが。
ジョジョと私
私とジョジョの出会いは22年前に遡ります。
当時小学5年生だった私は、確か大腸炎で入院した病室で暇を持て余し、待合室?に積み重ねられた週刊少年ジャンプをひたすら読んでいました。そこで掲載されていたのがジョジョであり、その時はちょうど第5部の「偉大なる死~ザ・グレイトフル・デッド~戦」でしたね。
ブロッコリーみたいな頭の人(ペッシ)と、おかっぱ頭の人(ブチャラティ)が戦っている様です。
小5の私には刺激が強過ぎた部分も否めませんが、大きく興味を惹かれました。絵柄が不気味で、グロテスクな内容だなと思いつつもページを捲るのを辞められません。気付くと、詰みあがっているジャンプに掲載されていた全てのジョジョを読み切っていました。
途中から読んだので、内容がしっかりと入って来なかったものの、何かしらの能力で戦っているであろうこと。ブチャラティのカッコ良さに痺れたことは印象に残っています。
その後は退院し、しばらくジョジョの事は忘れていたのですが、高校2年の頃、後輩からジョジョを全巻借りて読破しました。返すと同時に全巻買い漁ったのも良い思い出です。
レザークラフトとジョジョ
そんなこともあり、レザークラフトでファスナーをキチンと取り扱う技術が身についたら絶対に作ろうと決めていたものがあります。
髭を生やしたゆるキャラみたいな感じになっていますが、このパーツがヒントです。
実際にはもう完成しているので、もったいぶらずにいきましょう。
地下納骨堂の柱ッ
ジョジョのコミックスで言うところの55巻終盤から56巻前半、ボスからの最終指令、サン・ジョルジョ・マジョーレ教会、塔の上にトリッシュを連れて行くところ。トリッシュがボスに連れ去られ、ブチャラティがボスの暗殺を決意するのですが、協会地下の納骨堂で繰り広げられるバトル。これは個人的にかなり気に入っています。「きさまにオレの心は永遠にわかるまいッ!」痺れます。
この地下納骨堂の柱。
これをレザークラフトで再現します。
作成開始
上の写真のパーツをくるっと丸めると斜め30度に切断された円柱になりますね。
素材的には石柱のザラザラ感を表現するために床革を使用。手持ちの床革は約1mmと薄かったので、2枚張り合わせて使用。
これにグレーで染色。コンクリート調の色感を強調。
納骨堂にコンクリートが使用されているかは不明ですが。
それをベースボールステッチで接合し、斜め円柱の切り口にジッパーを取り付け、円柱のフタ部分は駒合わせ縫いで縫い付けます。
柱の下に装飾を取り付けて完成。
希望する角度の斜め円柱CAD図面を起こすのが難しかったり、斜めにファスナーを取り付けていくのも難しかったり、駒合わせ縫いで腱鞘炎の前兆が現れたりと、何かと苦戦しました。
完成
縫い目が汚いのは初心者なので申し訳ないです。
しかし自分ではレザークラフトを始めて2ヶ月でここまで縫えるとは思っていませんでした。情熱を持ってやればできるんですね。
ここぞとばかりに、小樽総合デザイン様のゴゴゴ祭りから、フォントを拝借しました。
フィギュア欲しい
こうなってくると、ブチャラティ&スティッキィフィンガーズ、ディアボロ&キング・クリムゾンのフィギュアが欲しくなってきますね。ジオラマ的配置で写真なんかが撮りたいですね。しかしそんな金は無いので脳内補完しておきます。最近は完全にレザークラフト貧乏です。
因みに、今回作ったこれは正式にはペン立て、若しくはペンケースですね。
制作に際して、斜め円柱にファスナーを取り付けた事例なんかも探したんですが、なかなか見つけられないんですよね。これはもしや世界初の取り組みなのでは!?とちょっと興奮気味で作ってみました。
しかし、駒合わせ縫いって難しいんですね。外側を囲む革の菱目の数と、内側のフタの円の菱目の数が合わないものですから、5目くらい縫ったところで外から内に1目戻るように縫わないと辻褄が合わなくなる。1目毎にしっかり菱目錐で穴を通しておかないと、とても針が通らない。そうこうしているうちに縫い目が汚くなる、と。
まだまだ経験値が足りないようです。日々精進します。
ではまた。
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