悪名高き、INAX製の温水洗浄便座のランプが高速点滅するアレのお話です。
10年以上使用したINAX製の便座は点検お知らせ表示のため、洗浄強さランプや電源ランプが高速点滅するという時限装置が組み込まれているのですね。通称「INAXタイマー」。
気にしなければ良いという意見もありますが、高速点滅していたら何事かと思いますよね。
そして、経営統合の末、現在はLIXIL社となっておりますが、正規のルートで点滅表示を消したい場合は有料点検を頼まなければなりません。
通常価格は1台当たり8,140円(税込、2022年2月22日現在)だそうな。
詳細は公式ページをご覧ください。
故障が発覚した際は当然追加で修理費用が掛かりますし、温水洗浄便座なんてものは修理代より新品購入費の方が安い代物なので、当然に交換を勧められるという罠の様に仕組まれた巧妙なシステム。
そんな感じの未来が見えるので、不具合が生じていない限り自分で何とかする方法を探ります。
自己責任で基盤のジャンパ線をカットする
※温水洗浄便座に以下のような分解・自己修理を施した場合、メーカーサポートを受けられなくなる可能性があります。また、基盤を傷つけてしまうなどの危険も伴い、漏電・故障が発生する可能性もあります。それら損害が発生しても当方は一切の責任を負いませんので予めご了承ください。
悪名が高すぎるシステムにつき、回避方法は広く知れ渡っていますね。
分解して基盤を現しジャンパ線と呼ばれる、如何にも切ってくださいと言わんばかりのコードをカットすれば点滅が収まるそうな。
設置から10年を過ぎた「CW-B41S」という品番の機種がありましたので実践してみます。
・まずはコンセントを抜いておきましょう。
・本体の左右奥側のビスを2本、ドライバーで外します。
・続いて本体手前の爪を剥がしつつ座面側を慎重に外します。
・座面側から本体に向かってコネクタが3つほど伸びているので外しておきましょう。
・基盤は防水のため、ゼリー状の樹脂でポッティングされています。基盤内にジャンパ線と呼ばれる、逆U字状の配線がありますので探しましょう。
分かりますかね。白いコネクタの根本、樹脂に埋没していますが配線がうっすら見えます。
すごく拡大しているのでようやく見えますが、実際は2~3mmくらいの感じですね。
・これを先端の細いニッパーで切断すれば完了です。
・外したコネクタを元に戻すのをお忘れなく。
・座面を本体に戻し、ビスを締めれば完了。コンセントを挿し、点滅が停止したことを確認しましょう。
因みに、上記の作業を自分でできる様なスキルを持っている方は、温水洗浄便座の新品を購入して自分で交換設置することも訳ないと思われます。近年は新品でもかなり安くなったので、これを機に交換してみるのも良いかも知れませんね。
ではまた。
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